EVERYDAY LIFE

応急修理

自分で壊してしまった6Z-DH3Aの代わりに、6SF5GTを二本入手。経年変化がよる劣化が予想される電解コンデンサ類の交換部品やらも一緒に買ったら、安いアンプが買えそうな値段になってしまった。だんだん何をやっているのか分からなくなってくるな。何て言うんだろう、こういうのは。泥棒に追い銭? 上の写真は一昨日のもの。この日は取りあえずRチャンネルのみ交換改造したが、今日になってLチャンネルも行った。次は電源回路のブロック・コンデンサを取り替えなくては。 一体、この真空管はいつ作られたものなんだろう。遥か昔に生産中止になったものを買って来て使うというのは、不思議な気分だ。工業製品じゃなくて、骨董品を買う感覚に近い。

コブラ出現!

「父ちゃんは鳴ってくれるだけで」と言っていたのに、やっぱり気になる真空管アンプのノイズ。どれかの球が悪いのかなと、入れ替えしていたら、6Z-DH3Aが一つ壊れてしまった。予備球を持っていないから致命的。薮を突いて毒蛇君コンニチワ。まともに動かない状態に逆戻りだ。 ソケットから抜くときに力がかかって、真空管内部でヒーターの線が切れたっぽい。ねじってみたら、キリストみたいに一度復活したが、ちょっと触ったら再び動作しなくなった。そしてそのまま。南無。 このままではこのアンプは粗大ゴミ。修理には球を交換しないとどうしようもないが、不使用品の6Z-DH3Aを入手するのは相当難しそう。かと言って、動くのか動かないのか分からないジャンク球をオークションで買うというのも気が進まないし。 シャーシも換えて全面的に作り直すか、特性が互換の球に一つだけ交換する部分改造をするか考え中。また一つ迷い込んで行くジャンルが増えてしまった様な……。

薮を突いて蛇を出す

20年近く前に組み立てた 6B4G 真空管アンプに久しぶりに火を入れたら、時々割と大きなノイズが出る。内部の配線の回し方を変えたら直らんかなとあれこれやっているうちに、今度は正常に動作しなくなってしまった。LR共にボリューム一杯でも出力があまり上がらず、しかも歪んでいる。夜な夜な何日も直そうと試みたが成果無しで、これならノイズが出ている状態のままで良かった。薮蛇である。 図書館や本屋で、真空管アンプの本のトラブル・シューティングの項を読んでみたが、当てはまる現象に対するアドバイスは「回路の各場所が動作点電位になっているか確認せよ」という様なことぐらいしか書いていない。グランドしか触っていないのに、動作点電位が異常でも、どうやって直せというのだと思いながらもテスターで調べていたら……。当たると音が大きくなる場所を発見。ハンダ割れで接触不良が起きていた。こんな所を触った覚えはないのだが、線が引っ張られたりして、少しの力で割れたのかも。 やっとスタート地点に戻って来ただけでノイズ問題の追求はやっていないが、今はもう「時々ノイズが乗ったって、父ちゃんはお前が鳴ってくれるだけで」という気分。快気祝いに iTunes Store で何か買うか。 とても久しぶりに内部を見たが、結構酷い結線である。本当にこれで良く鳴っているわ。使用している真空管は今ではもう入手が難しいものがあり、本格的に調子が悪くなったら、ケースとトランス類を流用してまったく別のアンプに造り直さないといけないだろう。もっとも、そんな手間をかけなくても、アンプなんて今日日2万も出せば買うことが出来る。本当に真空管アンプに意味があるのか、検証用に一つ買って同じスピーカーで試してみるのも良いかな。

コルゲートハウス

犬山市五郎丸のイタリア料理店「ヴィーチェ」に行った。 実はこのお店に行ったのは料理の評判を聞き付けてというのではなく、建物の中に入ってみたかったから。(料理も美味しかったです。) このお店の造りは「コルゲートハウス」と言う。「コルゲート (corrugated)」とは「波打った」といった意味で、“corrugated cardboard”は「段ボール」のこと。「コルゲートハウス」は簡単に言うと、巨大な金属のコルゲートパイプをそのまま使って作られた家である。 コルゲートハウスの提唱者は川合健二氏で、既に川合氏は亡くなられているが、愛知県豊橋市に自宅として造ったコルゲートハウスが現存するとのこと。三河には他にもコルゲートハウスが幾つも有るらしい。

王子のキス

二つ蒔いたバオバブの種のうち片方は一月後に発芽したが、もう一つはその後も変化が無かった。それでも腐ってしまった様子はなく、固いままだ。これ以上遅く発芽したのでは、冬を越すことは出来ないだろう。そこで、より強力に発芽を促すことにした。 栽培キットの説明書には蒔く前に種を熱湯に浸けておけと書いてあったが、以前は種の皮をヤスリで一部削って水に浸けるようにとされていたみたいだ。種の中身が水に触れることで目を覚ますらしい。発芽を促すために種を水に浸けるのは他の植物でも行われる様だが、バオバブの種の皮はとても厚くて硬いので、ただ水に浸けただけでは効果が薄いということなのだろう。 発芽しない方の種にこの方法をとることにした。だがインターネットで観ているとその結果腐ってしまったという書き込みも多くて、リスクが高いらしい。小さな穴をあけてそのまま蒔けば良いのではないかと思って、ボトキン(千枚通しみたいなもの)を刺そうとしたが、固くて刺さらない。それでヤスリで削り始めたが、金工用の小さなヤスリではなかなか削れない。表面を削り取ったらボトキンの針先が効く様になったので二つ穴をあけて鉢に戻し、水をたっぷりやった。 数日後、種から根が出て来て、作戦は成功。龍の接吻になって、腐ってしまわなくて良かった。ただ、最初に蒔いたときにこうしておけば、今頃はずいぶん育っていたはず。

夏の終わり

今日で八月も終わり。去年の夏に写したものの、貼るタイミングを逃した画像をアップ。

出た。

以前蒔いたバオバブの種。説明書には五日から一週間で発芽すると書いてあったが、待てど暮らせど出て来なかった。熱湯の温度を手加減し過ぎたのか、薄皮の剥き方が不味かったのか。発芽しなかったら代わりの種を送ってくれるということだったが、種を取りだしてみたところ腐ってしまった様子もないので、じっくり待つことにした。 種を蒔いてから一月経った先日、鉢の中で薄黄緑色になっている箇所があることに気が付いた。 水をやるのを時々忘れてカラカラになっていたけど、(少なくとも一つの種は)無事だったみたい。もっとも、これがバオバブの芽だとはまだ言い切れない。ここからキノコになったら泣くな。