高野聖

鈴鹿の山と言えば蛭。蛭と言えば… 泉鏡花の小説『高野聖』(こうやひじり)に、飛騨から信州松本へ向かう途中に蛭の大群に襲われる話が出てくる。高野聖とは、寄付を募るために全国を旅する高野山の僧のこと。この小説では僧が若いときに遭遇した、不思議な体験が語られる。泉鏡花の作品は既に著作権が切れているため、『青空文庫』でも公開されている。 泉鏡花 著 『高野聖』 話の舞台は岐阜県の天生(あもう)峠とされているのだが、天生峠は現在の白川村から河合村に抜ける峠で、飛騨から信州へ抜ける話とちょっと合わない。飛騨から信州というと、安房峠や野麦峠が思い浮かぶが、話の雰囲気ではもっと低い所をイメージする。 という訳で、舞台は漠然とした「特定できない飛騨信州の山の中のどこか」という印象で、自分の釣りに行く地域と重なっている。前に書いた様に、こちらではまだ蛭の被害にあった事は無いのだけれど、一生、そんな異空間に紛れ込みたくないものである。 『此の恐ろしい山蛭は神代の古から此処に屯をして居て、人の来るのを待ちつけて、永い久しい間に何の位何斛かの血を吸うと…』 嗚呼、怖い。 ところで、鈴鹿の山はどうしてそんなに多くの蛭が生きていけるのだろう。動物が多いからなのか。中高年登山ブームの昨今、一番多い動物は…

風邪引き

久しぶりに、風邪で撃沈。二日寝て過ごしたが、明日は何とかなりそうな感じになってきた。 みなさんは気をつけてください。

鈴鹿名物

高校時代に何度も登った、鈴鹿の山での釣りを書いた本を読んだ。 『鈴鹿と山釣り』 石崎幸弘著 サンライズ出版 著者のホームページはここ。このページの、形ある「アナログ版」として本が書かれたということらしい。 話の舞台となる川は、愛知川上流の御池川、茶屋川、神崎川とその支流。山で言うと、鈴ヶ岳から御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳の西側(滋賀県側)の渓流。山に登っていたときは三重県側からのアプローチだったので、滋賀県側は馴染みが無い。石榑峠で超えるか、高速でぐるっとまわって、永源寺側から行くことになるのだろう。 当時は渓流釣りを知らなかったので、そこで釣りが出来るかを考えたことは無かった。本を読み始めて、なかなか面白そうだなとちょっと思ったけど、鈴鹿の山は急激に立ち上がっていて、「沢登り・下り」が大変そうなのと、何度も本にも出てくるが 蛭がいっぱい だったのを思い出し、急激に熱が冷めた。 いつも行く飛騨や木曽の川では、不思議と蛭を見ない。連中にとって、鈴鹿はよっぽど住み心地が良いらしい。

『パンサー』に乗換え

Mac の OS を Panther (Mac OS X 10.3) に入れ替えた。ハードディスクをフォーマットし直してクリーン・インストールしたので、諸々の環境の再構築を強いられる。このエントリを見ることが出来る様になっていれば、Blog 環境がOKになったことになるのだが、さて− Apple の OS は褒めて良いのか悪いのか、バージョンアップの度に速くなるという傾向があって、今度の 10.3 も 10.2x より軽快に動く様だ。( Mac OS X の最初のバージョンが遅すぎたとも言うが…) 最新版 OS を 300MHz マシンで使えるおかげで、買い換え計画はまた延期に。この Mac( iBook ) もメモリー増設はもちろんのこと、分解してのハードディスク交換、液晶ディスプレイのバックライトの冷陰極管の交換を行い、下取りにも出せないし、愛着もあるのでもう少しこのまま行ってみよう。

情報系、武闘派。2

…認識不足だった。『ロボット』と『太極拳』、この取り合わせは世界の常識らしい。 ・中国初の人型ロボット ・morph3 ・HOAP-1 ・HOPⅡ どうして太極拳なのか。もうちょっと真面目に考えてみると、 A.他の動作よりも太極拳の動きをさせるほうが易しいため B.太極拳の動作が難しいので、技術力を示すことが出来るため さて、どちらだろう? 太極拳が身に付くのには少なくとも10年はかかるらしいので異論があるかもしれないが、(このロボット達の行っているであろうレベルでは)やはりAということになるのではないか。太極拳の動きは、人間にとっては日常的な運動感覚を封印しなくてはならないため厄介なものだが、套路(型の練習)では速い動作が無く、バランスをとりながら動くところがロボット向きなのだろう。 ひょっとしたら、ロボットの研究者はみんな太極拳を練習しているのであろうか。朝の通勤中に、職場でラジオ体操をしている人たちを見かけるが、そんな風に白衣を着た大勢の人が太極拳の套路をしている様子を思い浮かべてしまう。

情報系、武闘派。

どうも新聞ネタが多いですけど: 10月20日の日刊工業新聞に、『会話や太極拳できます 二本足歩行形ロボ試作 ECL、年末めどに市販』という記事を見つけた。 記事によると、このロボットは本体34cm、1.7Kg。また記事から推察するに、『簡化二四式太極拳』を演舞可能の様子。それにしても、何故に太極拳なのか気になるところだ。やはり健康のためか。 音声認識については、『型』を指示できるだけではない。記事によると、 『ロボットは、話しかけた人の言葉から「阪神」という単語を認識して、阪神タイガースについて話し始め、応援歌を歌い出す設定にした。』(2003年10月20日日刊工業新聞) 琴線に触れるものがありつつも売れ行き具合が気になってしまうが、まあそれはいらぬお節介というものだろう。ちなみに価格は200万円程度になる見通し、とのこと。

おつかれさま

キャンプに一緒にいったみなさん、お疲れ様でした。 今夜は寒いおもいをする事なく、朝まで眠れることでしょう。

かえるくん

“よゐ子”濱口のように『山の幸丼』にしようと思ったことは無いけれども、渓流でカエルに出会うことは多い。視界の中で岩の様なものが突然ドサッと動くので、ビックリする。 カエルに限らず、渓流で見かける動物や植物の名前が分かると良いと思うが、釣りをしているときはなかなか後で調べられるように記録しておく余裕が無い。来シーズンこそは覚えよう… ところで渓流で見かけるこのカエル(ヒキガエルでよいのでしょうか)は、あまり逃げないのでちょっかいを出したくなるが、目の前に毛鉤をぶらつかせると大変なことになるらしい。お互い、気をつけましょう。

i-mode バージョン

Blog作成ツールをMovable Type(以下MT)に変更したものの、その必然性が希薄という事態になっていたので、iBlogで出来なさそうなそうなことをと、このBlogのライトバージョンも作ってi-mode からも読める様にしてみた。 ライトバージョンのアドレスは、(”i/”が付いただけ) /i/ このBlogにそんなページが必要かはともかく、i-mode携帯や、CSSやUnicodeに対応していない初期のWEBブラウザでも観ることが出来ると思う。 MTのBlogをi-mode等から読むことが出来る様にするためのプログラムに、MT4iという便利なものがあるのだが、アクセス時に動的にページを生成するCGIであるため、.Mac上では使えない。そこで、i-mode用のページを別に作らせている。 i-mode用のページを作るのにはmultithreadさんのこのページが参考になる。 ただし、MTをUTF-8で運用しているのでi-mode用のページもUTF-8になってしまう。そこで、i-mode用のページはここから頂いて来たPerlのスクリプト(nkf.pl)でShift JISに変換。さらに、IMGタグをリンクに差し替えている。

WE LOVE NATURE

今日は社会派路線でいってみよう。 10月3日朝日新聞の夕刊に『アユに振られた夏』として、東海地区の鮎が不漁で関係者が苦慮している様子の記事が出ていた。自分の口に入る塩焼きの数から、今年の不漁具合はよく知っている。釣り道具の業界でも鮎はドル箱のはずで、この状態では売り上げも上がらないことだろう。 そんな訳で、鮎釣りを愛する人にとっても厳しいシーズンという話なのだが、この記事の中で非常に気になるのは… 『川で釣れる「天然アユ」の多くは、各漁協が4〜5月に稚魚を放流し、河川でコケを食べて成長したアユだ。(中略)天然アユには、秋に卵がかえった後、海へ下り、再び川をさかのぼる「遡上アユ」もある。』(2003年10月3日朝日新聞夕刊) うーむ、朝日新聞… 「遡上アユ」が「天然アユ」なのは異論が無い様に思われるが、そうでない方の「天然アユ」の定義に疑問を持たない人は、釣り人か漁協組合員か、あるいは鮎を販売する立場にある人だろう。その人たちは、自分に対してそんな暗示をかける事情があったのではないか。 その理屈は多分、『「天然アユ」である「遡上アユ」に対して、外見や味で分けることが出来ないアユは「天然アユ」と呼んで何も問題ない。イケスで養殖してないし。』というところだろう。確かに区別して出荷することが出来ないのだからそれが現実的だ、と言えなくもない。が、それは『建前』というもので、「天然(アユ)」が「非天然(アユ)」よりも心理的に(その結果、金銭的にも)価値が高いということが背景にある。それに、「遡上アユ」の存在が困難な地域では、「天然アユ」は居ないということになってしまう。そこで、上の様な定義が共有されているのだろう。 そういえば、養殖魚の育て方の表現に、『天然仕上げ』というのがあるらしい。