先回この川に来たとき、釣り終えてまだ車まで3、40分はかかる林道を歩いていると、イブニング狙いなのか、二人の釣り人がその道を上って来た。釣り人同士が出会ったときのお決まりの挨拶をした後、一人が言った。「熊に遭ったか?」
その日、林道と川の間の場所で熊を見たのだそうだ。今から一人で通る道で熊が出たと聞いて良い気持ちはしなかったが、鈴を手で鳴らしながら行けば大丈夫だろうと思った。人に遭遇した直後なら熊の方も警戒して鉢合わせすることもないのではということもあったし、そもそも釣り人は他の釣り人の話をあまり信用していないのだ。(自分だけか?)
その二人組が親切心から教えてくれたことを疑う要素は何も無いのだが(というか、きっとそうなのだが)、渓流釣りは先行者がいるとその日の釣果がほとんど期待出来なくなるし、その川で沢山釣られると魚が減ってしまうので、釣り人同士は基本的に『ゼロサム・ゲーム』をしており、「みんなで仲良く場所をシェアしましょう」というラブ&ピースな間柄ではない。とはいえ、他の釣り人に出会ったときに一々気分を害していたり、小競り合いをするのも大変な訳で、そこは大人に挨拶、調整、交流、自慢の場にするのである。他の釣り人の話を聞くのも楽しいものだが、そこで交わされる会話がいつも真実であるという保証は無い。それは相手を牽制する良い機会でもあるからだ。
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今度の釣行は台風の影響か、渓相が大きく変わってしまっていて、釣果が芳しくなかった。日が沈む前に車に辿り着かなければと、林道に上がり、歩き出してから暫くしたときだった。足下を見ながらだらだら歩いていると、前方でガサガサッという音がした。顔を上げると、林道から山に駆け上って行く黒い動物のお尻が見えた。
教訓: 人を疑うなかれ。たとえ相手が釣り人でも。
なんせ、近頃の国内のニュース(番組)は特に気が滅入るので、テレビのチャンネルをBSに換えると、映ったのはイギリスで狐狩りを禁止する法律が可決されるのを阻止したいデモ隊と警官隊が衝突しているBBCの映像だった。
衝突で怪我人を多く出して議場に反対派が侵入したので、この事件は日本の新聞にも載り、テレビニュースでも取り上げられた。
・asahi.comの記事
・NHKの記事
狐狩りをしている人が何万人もいるというのも不思議な気がしたが、単なる『趣味』以外に、農業などへの被害を防ぐための『駆除』という目的もある様だ。そうであっても、現在のイギリス国民の大半にとっては狐狩りが残酷な行為と理解されているからこそ、現政権が法律の制定を公約にしているのだろう。
狐(そしてイルカ、クジラなど)に比べると魚類に対する同情が集り難いためか、魚釣りという『残酷な行為』を法律によって禁止しようという話は今のところ聞こえないが、将来にわたって安泰だという保証はないと思う。 私が子供の頃に釣りをした川には今、釣り禁止の看板が立つ。善良なる大人らの考えのもと「川に親しもう」というスローガンを掲げて錦鯉などを放流した。丸々とした鯉達が底を真っ平らに均された浅い川を背びれを出して泳いではいるが、子供達の姿はそこにはない。
実に個人的な問題なのだが、かなり衝撃的な出来事があったので書いておこうと思う。
暑かった今年の夏もようやく終わろうとしているが、蚊はまだまだ飛んでいる。目の前に現れた奴を『始末』しようと、両手を叩いた。生憎とターゲットを外れ、逃げられてしまった。どうも力み過ぎるのが良くないのかね、今度現れたら肩の力を抜いてこんな感じで、とパンパンと数回練習をしたそのときである。
右の手のひらに、鈍い痛みを感じることに気が付いた。強く手を叩けば手のひらの表面にピリピリとした痛覚があるのは普通だと思うが、そういうのではなくて、ズキズキするのだ。しかもだんだん強くなる。痛みのするところを見ると、手のひらの一部が赤くなり膨らんでくるではないか。蚊を叩こうとして、手のひらの何か(多分、血管)が壊れてしまった。そんな馬鹿な。
強力な掌底が手に入る程、真面目に太極拳の修行をした覚えは無い。こんなことで大丈夫なんだろうか。みんなも、蚊を退治するときや幸せなときには、気を付けて手を叩こう。
Hiro’s Weblogさんで紹介されていたAnother HTML-lint gatewayで、自分のブログのトップページをチェックしてみた。結果は百点満点中 −−−
/index.html を XHTML1.0 Transitional としてチェックしました。
264個のエラーがありました。このHTMLは 3点です。タグが 27種類 663組使われています。文字コードは UTF-8 のようです。
さ、3点って…。
9月になって、山は毬栗が落ちていたりと、秋の気配も。渓流はあと一月で禁漁になる。
今週の釣りは、雨で早く切り上ることになった。残りの釣行は天候に恵まれると良いのだが。
このブログはローカルでMTを走らせ、出来たページを.Macにアップしているためピンを受けられず、今までトラックバックに縁が無かった。けれどもBlogpeopleがトラックバックを活用したサービス、『トラックバック・ピープル』を開始したので、使ってみたくなった。
同じ様なブログ運営になるiBlogのあるユーザの方が、Mac OS X 用にPingTrackbackというトラックバックためのアプリを公開してくれていて、これを使うとトラックバック・ピープルにもトラックバック出来る。ただ、PingTrackbackはiBlogで作成したページと連動する様に出来ているので、基本機能は使えるが美味しいところが使えない。それと、トラックバック・ピープルのために使うことを考えると、トラックバック先のURLを毎回入力するのが面倒だ。
そこで自分で専用アプリを作ることを考えたが、面倒だし、いつ完成するやら分からない。トラックバックの仕様を見てみたら、ブラウザからフォームをポストするだけでトラックバック出来ることが分かった。それならアプリを作らなくても、CGIを作る程度でトラックバック用ツールが出来る。ローカルでMTを動かしているので既にwebサーバーが動いていて、CGIも使える様になっている。挑戦してみることにした。
Pythonで書いたCGIはいろいろまずいところが残っていて、Safariでしかうまく動かないみたいだ。
自分の環境やブログに合わせて手直しをして、拡張子をcgiに変更。CGIとして起動出来るディレクトリに移動し、起動出来る様にフラグを立てる。
このCGIで表示されたページの最後にあるブックマークレットを登録して使うと、入力の手間が省ける。トラックバックしたいエントリのページを表示して、概要に入力したい文章を選択しておいてブックマークレットを選ぶ。
トラックバック・ピープルのリストがプログラムに埋め込まれていたりとイマイチの出来だが、とりあえず自分で使うにはこれで良いかなと。こんな感じで出来るので、もっと良いツールを作って公開して下さいね。
自作ロッドのティップが(いつの間にか)折れてから一週間足らずで早くも復活。時間があったので先程、公園で試し振りをしてみた。
折れたロッドを見ながら、どうやって修理しようか考えた。
(1)折れたところを接着する
(2)新たにティップを作る
(3)折れたティップから短いティップを削り出す
とりあえず手っ取り早いのは(1)だが、近頃少しこのアクションに飽きたところだったので、どうせなら違うアクションにしようと思い、これは却下。一般的なバンブー・ロッドの場合、(2)となるだろうが、Kawagarasu工法ならではの(3)でいくことにした。その方が面白いし、貴重な材料を次のロッドのために温存出来る。
折れるの前の長さは6’11”で、修理後は6’1”となった。『ワンアンドハーフ』は2ピースのティップ側が長いのだと思うが、バットが長くても『ワンアンドハーフ』なのか。ひょっとすると『ハーフアンドワン』?
以前デロンデロンだったアクションはがかなりマトモに。どうもダメージを受けたロッドを直すとアクションが良くなる。最初が如何にヒドいかという…。
リトルワールドのこの夏の企画が『世界のスウィーツ』ということで、何人かで挑めば世界制覇も夢ではないと、ナイター営業のリトルワールドにまた行って来たのである。
食べたのは次の7種。
・チェー(ベトナム) ・だだちゃ餅(山形)
・シルトック(韓国) ・カノムモーケン(タイ)
・ジャレービー(インド) ・ハルア(タンザニア)
・ピサンゴレン(インドネシア)
そして他の7種は食べられなかった。世界は厳しい。
・チーズタルト イタリアンジェラート添え(イタリア)
・シャルロット・オ・フランボワーズ(フランス)
・ローテ・グリュッツェ(ドイツ)
・紫とうもろこしとインカコーラの2色ゼリー(ペルー)
・燕の巣入りドリンク&ココナッツ団子(中国)
・ブルーシールアイス(沖縄!?)
・カスピ海ヨーグルト(グルジア)
ナイター営業時間が短いということもあるが、最大の敗因はインドの『ジャレービー』だ。水飴の天ぷらの様なこの菓子の完食のためにカレーも注文する羽目になった。甘すぎるぞ…。
ジャレービー
(続き)
『放射点』=『消失点』ということにずっと気が付かなかった。流星群の放射点がある星座と共に動くのなら、流星はいつもその星座の方向から地球に飛び込んで来ていることになる。(先入観がなければ、当たり前の結論ですが…)
流星群はどれ位の速度で飛び込んで来るのか。日本流星研究会のサイトの情報によると、例えばペルセウス座流星群の場合、「対地速度:59km/s」だそうだ。地球の大気と流星となる塵がそんな超高速で『衝突』するのだが、そんなスピードを出しているのは流星の方だろうか、それとも地球の方か。
地球の公転半径は1億5千万kmらしい。1年かけて太陽の周りを回るのだから、地球の速度は、
( 2π × 150000000km ) ÷ ( 365日 × 24時間 × 60分 × 60秒 )
= 29.9km/s
ということで、結構近いけど一致はしない。流星群の塵も地球と同じ位のオーダーの速度で飛んでいて、双方の合成速度の方向に放射点が出来る。
ちょっとスッキリだ。
お盆休みに泊まっていた宿からは、天気が良ければ見事な星空を観ることが出来る。今回は三晩とも快晴で天の川もバッチリ。そしてペルセウス座流星群の時期と重なって、毎晩、流れ星の天体ショーを堪能した。
大規模出現となった数年前の獅子座流星群のときから暫く、流星を観るのがマイブームだった。それで、前から不思議に思っていたけど追求していなかったことが、とても気になる様になった。
『◯◯座流星群』の流れ星たちが飛んで来た方向を辿ると、一点に交わる(らしい)。その点を『放射点』(または『輻射点』)と言い、例えばペルセウス座流星群は、この放射点がペルセウス座の中にある故にその名を持つ。放射点は星座が動いていくのに従って動き、いつもその星座の同じ点に在る。何故そうなるのだろうか。
流れ星というのは「宇宙に在る塵などが地球の引力に捕まって地上に向かって落下してくるものであって、『◯◯座流星群』の流れ星も同じだ」と思っていた。そうだとすると、基本的には地球の中心に向かって、鉛直方向に落下してしてくることになるが、これだと放射点というものが説明出来ない。つまり、(少なくとも『◯◯座流星群』に対しては)理解が間違っていた訳だ。
放射点が出来るのは、『◯◯座流星群』の流れ星が皆、平行に飛んでいるからだ。『放射点』は、透視図法でいうところの『消失点』なのだ。鉛直方向の落下ならば地球は丸いので平行にならないのだが、もしも見ることが出来る範囲の流星は平行と見なせるとしても、放射点はいつも真上になるはずだ。実際にはそうはなっていない。
(なんだか長くなるので、次回に続く)