『世界に一つだけの花』ではなく

(続き) 『総合格闘技』戦でそれぞれの武術そのものの優劣は決められないなんて言えば、一見、「個性が大事だ。優劣を重視するのは間違い」という感じの、ちょっと前に流行ったあの歌の歌詞の様だ。でも、武術を用いるときに優劣はどうでも良いなんてことはあり得ない。「あるルールを設定したときの優劣は、そのルールに対する適応度の差でしかない」と言っているのである。 『総合格闘技』が殴っても、蹴っても、掴んでも、投げてもよくて、関節技も使ってもいいなら、後はどうルールを広げればいいんだい? 太極拳が真価を発揮すると考えられていた状況とは何なのか。この本によると、太極拳は相手が複数で、しかも武器を持っている状況を想定しているということらしい。それだけではない。自分も可能な限り武器を用い、素手で闘うのは止むを得ないときだけという。 結構、衝撃的だ。太極拳を愛する皆さんの怒る様子が目に浮かぶ様である。でも私は、その考えは中国の人の発想として納得出来る気がする。例えば以前、『太極十年不出門』の解釈について書いたが、精神論を打ちたがる日本人とは違って、中国の人はもっと実利的、現実的に物事を考えるのじゃないかと思うのだ。 他にもなかなか面白いことが書いてあるのだが、あまりネタをばらすのもどうかと思うので、この位で。ところで、『世界に一つだけの花』を日本のアイドルNo.1であるSMAPから聞かされることに、物凄く違和感を感じるのは私だけなのだろうか…

相手の土俵

ここ数年、大晦日は格闘技番組が目白押しだ。特に格闘技好きという訳でもなく、実況席の女性タレントのはしゃぎ様を見ると「なんだかなぁ」とか思うのだが、『紅白』もまた面白くなさそうだし、どうにか零時までに終わらせたい大掃除をしながら、その手の番組を観ていた。 健康とウンチク・ネタのために太極拳を続けているが、『格闘技』として太極拳はどうなのかというと、私の戦闘能力が上がったということは…ないな。一般的なイメージでも『使えない武術』ナンバー・ワンじゃないだろうか。でも「それは武術として取り組んでいないからで、奥義を究めれば太極拳こそ最強である」と考える人達もいる。私としても、出来ることならそうあってほしいと思う。自分が全然強くならなくても、その方が精神衛生上よろしい。 太極拳を含む中国武術が最強だとするとK-1やPRIDEを席巻してもよさそうなものだが、実際はそうなっていない。空手系の選手は善戦しているとは思うけど、闘っている様を見ると「あれは空手なの?」という疑問が湧いてくる。正拳突きはどこに行ったのだろう? そういえば、『相撲最強説』というのもあった様な… この年末に、それらの事について書いている『武術の構造 もしくは太極拳を実際に使うために』という本を読んだ。なかなか面白かった。『武術』を修行している人は拒否反応を示すかもしれないが、私は著者の主張は至極真っ当だと感じた。簡単に言うと、こういうことだろう。 総合格闘技の競技で武術系の選手が勝てなかったり、スタイルがボクシングやムエタイのものになるのは訳がある。スタイルはルールが決めるのである。ルール(想定状況)に一番適合したスタイルが一番強い。ルールが変われば、スタイルも変わる。『総合格闘技』戦でそれぞれの武術そのものの優劣は決められない。 確かに。ボクシングやキック、ムエタイの選手が先に存在して、それをリングに上げた訳じゃない。それぞれのリングのルールで最適化を繰り返したものがボクシングやムエタイなのだから。そして、想定状況が近いそれらの『総合格闘技』への適合度は高くなる。 (続く)

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 明るい話題が多い年になると良いですね。相変わらず更新頻度は上がりませんが、また遊びに来て下さい。 2005年 元旦

REXホテルの朝食

もうすぐベトナムに旅立つ人と、レックスホテルで食べた朝食は美味かったという話をしていて、いろいろ思い出してきた。 もう何年も前のことで今どうなのかは分からないが、レックスの朝食はベトナムと欧米風のものが一杯あるビュッフェ・スタイルで、ベトナムの料理や果物を少しずつ、いろいろ楽しめた。米食の国だし、中国の隣でその影響が強いから、お粥や麺類、餅など、日本食や中華に馴染んだ日本人にはそんなに違和感がない。 中でもお粥が気に入って、スープに近い感じの粥を食べていたのだけど、二日目にどうもそれは本来の『姿』ではないという事に気が付いた。他の宿泊客より朝が遅かったので、ほとんど米が残っていなかったのだ。ま、美味しかったから良いんだけどさ。 さて他には何を食べようかなと、うろうろしていると、随分と(横向きに)恰幅のいい欧米人のオバさんが、薄いトースト一枚とミルクを持って歩いていた。彼らにとっては、トーストやオレンジ・ジュース、オムレツといったもの以外は手を出し難いのだろう。美味いもの一杯なのに、わざわざそんなものを…。典型的な西洋コンプレックスの日本人である私も、この時ばかりは憐憫の眼差しを注がずにはいられなかった。

海砂利水魚の水行松

JUGEMのBBSにしたのはいいが、昨日からサーバが落ちているらしくて表示出来ない。まさか来年まで再起動出来る人が居ないなんてことは…。JUGEMだけに、長い復活呪文が唱え終わらないとか? ジュゲム・ジュゲム・ゴコウノスリキレ・カイジャリスイギョノ…

BBSの変更

当サイトのサイドに設置している掲示板は一度書込むと、あと15件書込まれるまで消すことが出来なかった。BBSを提供してくれていたサーバの反応が悪くて上手く書き込めたのか分からないときがあり、折角書込みをしてくれた方に嫌な思いをさせてしまっていた。 ちょっと不便な点もある aynim.org さんのBBSを使っていたのには理由がある。私は: 広告が表示されるのは嫌だ。ましてや、何処の広告が出るかコントロール出来ないなんて。 得体の知れない会社に(個人情報を伝えることになる)支払いをしたくない。 たとえ名の知られた企業でも、信用する気になれないところが結構ある。 それで、aynim.org さんのお世話になっていたのであるが、どうやら aynim.org はtnoTV.org とともに、今年一杯で閉鎖になりそうな気配なのである。それで、他のサービスを探すことにした。 という訳で、無料で全く広告が出ないBBSとは行かないが、変な広告が表示されるこの無いJUGEMのBBSにしてみた。今度は管理者が書込みを消す事が出来るようになったので、消したいものがあれば連絡を下さいませ。

ロッドもいろいろ

近所に新しい本屋が出来たので寄ってみた。そこで久しぶりに『Fly Rodders』誌を立ち読みしてみると、『よろずや』の齋藤さんの書いた、ロッド・メーキングの記事が出ていた。 同誌に以前載った千葉さんの『二枚張り合わせバンブー・ロッド』でパワー・ファイバーを削ってしまうことに抵抗感がある人に対して、ファイバーが多い表皮側を放射状になるように六つのスプリットを張り合わせることを紹介したものだ。齋藤さんも記事中に書いておられるが、この方向にスプリットを張り合わせるロッドは吉田さんのロッドのラインナップにある。この方向の張り合わせだと六角の竿である必然性が薄れるので、このタイプの吉田さんのロッドは丸く整形さている。 今年の石徹白のイベントに齋藤さんが出店されていて、吉田さんのブースの隣だったので、差し入れのバジル・シードのデザートを無理に(?)食べてもらったが、すかさず「バジルの種が水を吸うと表面がゼリー状になって膨らむのは何の為か?」という質問が出たのには、さすがはビルダーだなと思った。私もそれを知りたいと思っていたのだが、今のところ分からないままだ。誰か知りません?

遠慮なくやってくれ

wuqipiさんとこのホーチミンの中央郵便局の写真を見て思い出したのだが、ここで一番印象に残っているのは、手紙の封をしたり切手を貼るためのものと思われる糊。 『大和糊』みたいなものが豪快にドンブリ(?)に入れられて、あちこちに置かれていた。でもベトナムだから、『大和糊』じゃないんだろうな。

番外編 『フォー・ガー』

前出の韓国料理だけでは量が足りないし、賞味期限切れとなった乾麺を使ってしまおうということで、全然『韓流』じゃないけどベトナムの鳥の米麺料理『フォー・ガー』も追加された。自宅でリトルワールド状態。 フォーの本場はハノイらしい。いつかハノイで食べてみたい。