ロッドもいろいろ
近所に新しい本屋が出来たので寄ってみた。そこで久しぶりに『Fly
Rodders』誌を立ち読みしてみると、『よろずや』の齋藤さんの書いた、ロッド・メーキングの記事が出ていた。
同誌に以前載った千葉さんの『二枚張り合わせバンブー・ロッド』でパワー・ファイバーを削ってしまうことに抵抗感がある人に対して、ファイバーが多い表皮側を放射状になるように六つのスプリットを張り合わせることを紹介したものだ。齋藤さんも記事中に書いておられるが、この方向にスプリットを張り合わせるロッドは吉田さんのロッドのラインナップにある。この方向の張り合わせだと六角の竿である必然性が薄れるので、このタイプの吉田さんのロッドは丸く整形さている。
今年の石徹白のイベントに齋藤さんが出店されていて、吉田さんのブースの隣だったので、差し入れのバジル・シードのデザートを無理に(?)食べてもらったが、すかさず「バジルの種が水を吸うと表面がゼリー状になって膨らむのは何の為か?」という質問が出たのには、さすがはビルダーだなと思った。私もそれを知りたいと思っていたのだが、今のところ分からないままだ。誰か知りません?