あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2007年 元旦
演奏会終わる。去年の様にウクレレ以外の楽器をやりたくなる程燃え尽きた訳でもなく、今年の夏の様にコケて敗北感に打ち拉がれることもなく。相変わらずノーミスの会心の出来にもっていくことは出来ないけど、練習は出来るだけのことはやったと思っているので、今回はたとえ大失敗していても、運が悪かったがこれが実力だからしょうがないと思えただろう。
家族に、押さえ難いコードの練習で左手の指が痛くなったと言ったら、クリスマス・プレゼントだと湿布をくれた。凄いサンタだな。今年もう一つもらったものは、図書館の廃棄本の配布で手に入れたという、エドワード・グレイ著の『フライ・フィッシング』のハードカバー版。どちらも有り難いが、別にクリスマス・プレゼントということにしなくても良いのではないだろうか……。
開高健による解説が付いているこの本、地元の図書館で一度借りたことがあって気になっていたので、入手出来て嬉しい。技術的解説については自分の釣りとは釣り場も対処魚も違うから読むのが辛いけど、第一章の「趣味について」「趣味の釣り」「釣り人の要件」の文章は、イギリスと日本の釣りが違っても、書かれてから100年が経過していても、我々の心に届く。この本を手放した図書館には、「あなた方はこの本の値打ちが分かっていない! ダン!(←机を叩く音)」と言いたい。
手に取ったことが無いから確かなことは分からないが、この第一章の文章は、角川の『釣り師の休日』にも収められているみたい。同じ訳者によるものかどうか分からないけど、良かったら読んでみてほしい。
もうすぐクリスマス。日頃サボっているのに演奏会に向けて急激に練習したため指の筋が痛くなり、とたんに練習ペースが落ちる。間に合うのか、今年もヤバ目。
今年の我がクリスマス・アルバムはこれ。iTunes Store US にて購入。
Christmas Is Everywhere 〜 Petty Booka
注文したトランスが到着。早速その日のうちに交換するも、変化無し…というより、適当な臨時配線と巻線の体積増加によってハム・ノイズが増えた分、悪化している。
絞り込んだと思った所の配線、部品を全て換えたというのに成果は無く、ノイズの原因調査はこれで振り出しに戻る。まったく、楽しませてくれる。続きは年始の休みに。
相当に部品を入れ替えたが、まだアンプ修理は終わらない。いつも「やっと突き止めたぞ!」と思って部品を取り替えるのだが、電源を入れてしばらくすると「ジー」と言い出す。
どうも電源トランスが暖まって来ると、ヒーター用巻線の一つにノイズが乗るらしい。この現象についてあまり上手い理屈が思い付かないが、他に手も無いので電源トランスを取り替えてみることにした。
TANGOのトランスなのだが、製造元は既に無くなっていて、ブランドを引き継いだメーカはこのモデルを廃止してしまっていた。仕方が無いので他の会社の製品で仕様が近くて大きな改造無しで使えそうなものを探して注文。でも納期回答が「在庫無し。入荷したら連絡します。」だそうで……。
という訳でトランスを入手できるまで修理は中断。おかげでウクレレ練習に身が入る。というか、身を入れなくては演奏会に間に合わんな。
20年の間にコンデンサの製造技術が進んで小型化されたからなのか、国内メーカはもうブロック・コンデンサを作っていないらしい。これなら有ると渡されたのは、鮮やかなコバルトブルーのドイツ製のもの。
最初の部品は、形状はST管、色もモノトーンで全体に統一感があったが……。
いじっていると正常に動かなくなったりで、直しているのか壊しているのかよく分からなくなっているが、この電源回路用コンデンサを交換する前はLチャンネルの音量がRに比べて低く、特に高音が出ないという異常が起きていた。これに換えたら左右がほぼ同じレベルに戻った。Lだけ発振していたのかな。
という訳で、色が変でも背に腹は代えられない。もっと小さいものでも用は足りるのだけど、シャーシの穴が埋まらないし。
自分で壊してしまった6Z-DH3Aの代わりに、6SF5GTを二本入手。経年変化がよる劣化が予想される電解コンデンサ類の交換部品やらも一緒に買ったら、安いアンプが買えそうな値段になってしまった。だんだん何をやっているのか分からなくなってくるな。何て言うんだろう、こういうのは。泥棒に追い銭?
上の写真は一昨日のもの。この日は取りあえずRチャンネルのみ交換改造したが、今日になってLチャンネルも行った。次は電源回路のブロック・コンデンサを取り替えなくては。
一体、この真空管はいつ作られたものなんだろう。遥か昔に生産中止になったものを買って来て使うというのは、不思議な気分だ。工業製品じゃなくて、骨董品を買う感覚に近い。
「父ちゃんは鳴ってくれるだけで」と言っていたのに、やっぱり気になる真空管アンプのノイズ。どれかの球が悪いのかなと、入れ替えしていたら、6Z-DH3Aが一つ壊れてしまった。予備球を持っていないから致命的。薮を突いて毒蛇君コンニチワ。まともに動かない状態に逆戻りだ。
ソケットから抜くときに力がかかって、真空管内部でヒーターの線が切れたっぽい。ねじってみたら、キリストみたいに一度復活したが、ちょっと触ったら再び動作しなくなった。そしてそのまま。南無。
このままではこのアンプは粗大ゴミ。修理には球を交換しないとどうしようもないが、不使用品の6Z-DH3Aを入手するのは相当難しそう。かと言って、動くのか動かないのか分からないジャンク球をオークションで買うというのも気が進まないし。
シャーシも換えて全面的に作り直すか、特性が互換の球に一つだけ交換する部分改造をするか考え中。また一つ迷い込んで行くジャンルが増えてしまった様な……。
じゃぁ、直った(?)アンプで聴いてみたいのは……。雰囲気的にこいつに合うのは、やっぱりコテコテの「どジャズ」だろう。あれ? でも、クラシックを聴くのが目的だったんだよな。
という訳で、(US の)iTunes Store で買ったのは、前から気になっていたジム・ホールの『Concierto』。ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』のジャズアレンジを含む、名盤の誉れ高いアルバム。
20年近く前に組み立てた 6B4G 真空管アンプに久しぶりに火を入れたら、時々割と大きなノイズが出る。内部の配線の回し方を変えたら直らんかなとあれこれやっているうちに、今度は正常に動作しなくなってしまった。LR共にボリューム一杯でも出力があまり上がらず、しかも歪んでいる。夜な夜な何日も直そうと試みたが成果無しで、これならノイズが出ている状態のままで良かった。薮蛇である。
図書館や本屋で、真空管アンプの本のトラブル・シューティングの項を読んでみたが、当てはまる現象に対するアドバイスは「回路の各場所が動作点電位になっているか確認せよ」という様なことぐらいしか書いていない。グランドしか触っていないのに、動作点電位が異常でも、どうやって直せというのだと思いながらもテスターで調べていたら……。当たると音が大きくなる場所を発見。ハンダ割れで接触不良が起きていた。こんな所を触った覚えはないのだが、線が引っ張られたりして、少しの力で割れたのかも。
やっとスタート地点に戻って来ただけでノイズ問題の追求はやっていないが、今はもう「時々ノイズが乗ったって、父ちゃんはお前が鳴ってくれるだけで」という気分。快気祝いに iTunes Store で何か買うか。
とても久しぶりに内部を見たが、結構酷い結線である。本当にこれで良く鳴っているわ。使用している真空管は今ではもう入手が難しいものがあり、本格的に調子が悪くなったら、ケースとトランス類を流用してまったく別のアンプに造り直さないといけないだろう。もっとも、そんな手間をかけなくても、アンプなんて今日日2万も出せば買うことが出来る。本当に真空管アンプに意味があるのか、検証用に一つ買って同じスピーカーで試してみるのも良いかな。