チャレンジライブ 第2戦

以前、Cafe Comodo でウクレレ仲間と「チャレンジライブ」に出た。納得の演奏ではなかったからか、上手くいって気を良くしたからかは人それぞれだろうが、またやろうということになっていた。そんな訳で、昨日が第二回。今回弾いたのは(前も弾いた)コルコバードと、冬の演奏会用に練習したシークレット・キングダムの2曲。 自分としては先回は納得の演奏ではなかった。二回目なのでちょっとは慣れたということもあり、演奏も多少良くなったと思う。まだ「会心の演奏」ではないが。総じて言うとそんな感じだが、最近、弾き終った後で自分の演奏をあまり思い出せない。すごく失敗したらそうはならないから、まぁ良いことかもしれないが・・・ そう言えば、フライ・フィッシングで魚を釣り上げたとき、何処にフライを落して如何長したのか思い出せないことが多いと言ったら、他の釣り人に、「そんなことはない。興奮し過ぎて忘れてしまうのではないか」と言われた。朦朧としながら釣りをしているからなのか、興奮のあまり記憶が飛ぶのか、覚えていないものを何故忘れたのかと考えても分らないのだが、どっちにしても技術向上の為にはよろしくない。いつまでもヘボ釣り師なのはその所為か。 今回、ウクレレにコンデンサーマイクを取り付けて演奏してみたいと思って、ライブの一週間前に打ち合わせとテストに行き、当日の感じをイメージしていたのだけど、本番の日には音響を担当してくれる方がインフルエンザでダウンということで代っていた。(お大事に。)使ったけど他のマイクと併用だったから、特徴のある音にはなっていなかっただろう。演奏中にマイクとの距離を気にしなくても良いのは助かる。

座間味島へ (5) 求む大物

(続き) 沖縄でいうところの「ミーバイ」はどうやら「根魚」くらいの意味で、科学的な分類とは完全には重ならないのだが、大体はハタの仲間を指している様だ。小さな高級魚であるイシミーバイを釣って食べるのを最大の目標としたこのソルトウォーター・フライフィッシング、メイン・ターゲットの釣果はどうだったかというと、ちゃんと釣れた。釣れたのだが……小さかった。数は釣れたが、ある程度のサイズの四匹だけキープして、あとはリリースとした。 あと釣れたのは、またモチノウオたち。先に書いた様にこいつらもリリースしたのだが、あとで宿のおばぁに話したら、どんな魚でも食べられるのにと言われてしまった。嫌がられないなら持って帰れば良かったな。 座間味島 Optio WP (続く)

座間味島へ (4) プレッシャー

(続き) なんとか手ぶらで宿に帰ることは避けられたものの、たった1パイでは面目を保ったとは言えない。とても大きなビニール袋に入れた小さなアオリイカを宿のおばぁに渡すと、笑って「もっと釣ってきたら、一緒にイカ墨汁を作ってあげる」と言われる。イカ墨汁作るのには、あとどのくらい釣らなくちゃならないんだろう…。 自分の感覚では、新鮮なイカの一番美味しい食べ方といえば刺身じゃないかと思うのだが、沖縄の人にとってはどうも違うらしい。そういえば、泊港の市場でも生の白イカ(アオリイカ)は「おつゆ用」として売っていたし。はたして食事のおかずが増えるかどうか、それは今後の釣果に掛っている。 朝食の後、今度は海でのフライ・フィシングに挑む。と言っても、イシミーバイなどの「小物」狙いである。(もちろん、「大物」が掛るのは歓迎。) イシミーバイは以前も釣ったが、まだ食べたことことはない。美味しいらしいので、これも宿に供給して食べてみたいところだ。 さて、何処で釣るか。先刻までエギングをしていたところは、イカが居たということはイカの餌があった訳だから、他の魚にとっても悪い場所ではないはずだ。立ち込んでみれば、イカが居たのがどんな所だったのかよく分って一石二鳥。という訳で、また同じポイントに戻る。着いてみると、すぐ沖に船が二艘停泊していた。リーフの向こう側ではあるが漁船が来る場所なら釣りにも悪くなかろうと思ったが、後でその船が漁船ではないことが分ってきた。そこでダイビングをしているのだ。こんな近いところで? あと、カヌーやらシュノーケリングで岸の方に人がやってくる。そんな中で怪しい釣りをしていると、アウェー感たっぷりだ。この島の客ははほとんどダイバーである。基本、釣り人は金を落さないし、観光資源である魚を獲る訳だから、歓迎されているとは思えない。それに今、リーフに立ち込んでいるから、相当視線が痛い。でも続ける。 しばらく釣っていると、リトリーブに手応えが。イカ以外の最初の釣果はイシミーバイか? 寄せてくると、ん? 今迄に釣ったことのあるモチノウオの仲間の様な、違う様な。以前石垣島で、地元の人に食べるかなとモチノウオ系の魚を見せたが、食指が動かなかったみたいで「逃してあげましょうねー」と言われてしまったので、宿に持って帰って「この魚は食べない」と言われると無駄に命を奪うことになってしまうと思って放すことにした。(今写真を見てみると、ちょっと長細くてベラかなと思ったこの魚、メガネモチノウオ(ナポレオン・フィッシュ)の幼魚の様な気も どうもヒトスジモチノウオらしい。) イカに続き、魚もなかなか簡単には「おかず」にならないみたい。 (続く)

謹賀新年 2014

座間味島 LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 2014年 元旦

座間味島へ (3) マリリンとイカに逢いたい

(続き) 翌日。5時に起きて、島に渡る前に買った餅の菓子で少し腹拵えをする。外は風が強い様で、ごうごうと音がしている。雨も降っているかもしれない。態々沖縄まで来て辛い状況で釣りをするなんてことやってないで、のんびり寝ているべきではないかという気持ちと、ここまで来て見す見す大物を釣る機会を逃がせば後悔するという思いの葛藤の末、合羽とライフジャケットを着込んで、未だ暗い中ヘッドランプの明りを頼りにポイントに向う。 前日の下見ではイカが釣れた痕跡はなかったが、とりあえず明るくなるまでは足元がしっかりしている港内でというのが無難だろう。闇に向ってエギを投げる。一投、二投、三投。このあたりで「沖縄だったらイカがバカバカと」という夢はやはり夢であったということになった。時折、微かに空を切り裂く音が聽こえてくる。どこかに他の釣り人が居るらしい。何を釣っているのか。彼は何か釣れているだろうか。 多少は移動しながら投げ続けて、もう何投目だか分らないが、ついにロッドに振動が伝わってきた。しかし、直ぐにそれは止んでしまった。リールを巻いてみると、エギが無くなっている。イカじゃなくて、何か歯の鋭い魚だったかもしれない。ダツかタチウオか。あるいはリーダーが根擦れで切れたのか。こうなったら何でもいい。何か掛れとエギを投げ続けたが、その後は生き物の手応えはなかった。 明るくなっても暫くそこで粘っていたが、反応したサカナの正体を明かすのは諦め、アオリイカが釣れていたポイントを目指す。海岸は少しだけ離してテトラが入れられていてエギを手前まで巻き寄せてこれないところが多く、釣りが成立する場所は意外と限られる。テトラの切れている場所でエギを投げる。投げるが、反応なし。実績ポイントだが、満潮直後で潮の動きがない時間帯なのが駄目なのか。エギの操作の所為か、パックロッドで距離が出てないからか・・・ 宿の朝食の時間が迫る。このまま手ぶらで帰るのは釣り人の沽券にかかわる。そのとき、重い手応えが。 ち、小さいな。でも昨日の人もこういうサイズだったし。数が釣れれば、宿の客一人に一皿ずつイカ刺付き朝食になるから問題ない・・・と続けたものの、その後はサッパリで、タイムアップ。 (続く)

クラチウクレレ冬パーティー 2013

今日は大口の ABC Cafe で冬の演奏会だった。夏のときはちょっと参加者が減ったという印象だったのだが、今回はスペシャル・ゲストに有名なウクレレ・アーティストのIWAO氏が来るということが効いたのか、店の椅子を総動員しても足りないくらいの入りに。(流石、サービス精神溢れるスーパー・プレイで大盛り上がり) 自分の今回の曲は、1976年のシンデレラのミュージカル映画 “The Slipper and the Rose” から “Secret Kingdom” 。手嶌葵が “La Vie En Rose - I Love Cinemas -” でカバーしている。一回押えるところを間違えてしまった他は大きな失敗は無かったと思うが・・・どんな風に弾いたのか、実はあんまり覚えていない。うーむ、良いことなのか悪いことなのか。印象が薄いのか特に感想も聞いていないので、自己採点は保留ということで。

座間味島へ (2) ポイント探し

(続き) 那覇市 泊ゆいまち LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. 乗ることが出来る船の都合で那覇の泊港の魚市場などで時間を潰して、座間味島に着いたのはもう夕方だった。民宿にチェックインして、夕飯までの間に釣りのポイントを探しに出掛ける。明日は暗い時間からアオリイカ釣りを始めるつもりだから、日のあるうちに感じを掴んでおきたい。幸い、沖縄は日が沈むのがこちらより遅いので、まだ大丈夫だった。 まずは港の中から。沖縄のコンビニで去年買った本に紹介されているイカ釣りポイントに行ってみたが、墨痕がない。アオリイカなどを釣り上げたとき怒ったイカが墨を吐くので、コンクリートなどに残った墨痕はそこがイカが釣れる場所であるという有益な情報となる。それが無いということは……。いきなり、前途多難の気配。ひょっとしてシーズン外してる? こうなると、港内以外のポイントも探さなくてはならない。港から離れて歩いていると、釣竿を持っている人を発見。しかも、どうやらエギングをしているみたいだ。良かった。イカは釣れるんだな。 近寄ってみると、その人は他の観光客に釣れたアオリイカを見せているところだった。こちらで言う春アオリの様に巨大ではなく、秋アオリのサイズだが、これくらいでも卵を持っているそうだ。沖縄で「シルイチャー」、「白イカ」と呼ばれているイカはこっちのアオリイカとちょっと違うのか、温暖な海では多様性を見せる様になるのか分らない。自分も釣りに来たことを伝え、ここでの釣りについて訊いた。親切な方で、快く教えてくれた。 さあ、明日の早朝から挑戦開始だ。 (続く)

座間味島へ (1) 愛知の敵を沖縄で討つ

今年のアオリイカ釣りは、春秋共に全然駄目であった。どっちも1、2回、潮回りや風の条件が良くない、日中にしか行けなかったにしても、年間0杯というのは情けない。今年も沖縄に行く計画があって、しかも本島から座間味島に渡ることになったので、「これはエギングの道具を持って行かなくてはなるまい。ここで一気に逆転。それはもうデッカい親アオリをバンバンとだな」ということになった。 自分の島での行動を釣りメインで考えて、イカだけじゃなくて、いまいち実釣と雑誌で仕込んだ知識のイメージが合わないイシミーバイ(や、何か分らないが大物対象)のフライ・フィッシングも再挑戦することにした。流石にこの時期は海パンでのウェーディングは辛そうなのでウェーダーも要るだろうしという感じで装備が多くなり、本島での行動日もあったので、邪魔な釣り道具一式は宅急便で宿に送って、また向うから送り返すことにしたい。座間味島への旅行者は大半がダイバーで、機材を宿やダイビング・ショップに送っておくというのは珍しいことではないらしく、おかげで数日前に宿へ問合せたらあっさりOKと言われた。(それは良かったのだが、そもそも宿泊予約が取れてなかったのにはビビった。) こっちではもう陸っぱりのアオリイカ釣りシーズンは終ってしまっているけど、沖縄ではこれかららしいということはネットで調べた。問題は、沖縄でどんな風にアオリイカを釣るのか知らないことだった。港内ならこっちとあまり変らないと思うが、リーフ内は浅く、すぐ根掛りしそう。同じエギングでも、何か特別な工夫のあるエギを使うのだろうか。表層の釣りになる? 考えても分らないので、行っていろいろやってみるしかあるまい。 那覇市 農連市場 LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. (続く)

白い思い出

クマに出会ったことを自慢(?)していたらいつもの川に一緒に行ってくれる人がいなくなってしまったので、今シーズン最後だが行ったことのない川を開拓することになった。 川に着いてびっくり。 先週の台風の影響が続いているらしく、水がセメント色をしている。土地が変れば川の濁り方も変わるものだな。自分が知っている渓流はこういう色には濁らないし、雨から一週間も濁り続けるところはないと思う。そういえば、「雪代」で濁るというのを雑誌やらで見たことあるけど、ピンとこなかった。こういう川ならなるんだろう。 濁りの少ない川を求めて右往左往したが、慣れない土地で空振りとなって、結局、最終釣行はボウズとなった。ただ、なかなか面白いところで、細い林道を登った先に集落や田圃があったり、小綺麗な店があったりする。川のことだけでなく、まだまだ自分の知らない日本があるものだと感心した。またチャレンジしたい。