明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
2006年 元旦
(どうしてるかな、こいつ。)
先週は「さて、本番までにリズム音痴は直るのだろうか」などと呑気なことを言っている場合ではなかった。寒波でこの地域に例年にないほど雪が降って、いろいろ慣れないことをする羽目になったのが影響したのか、高熱を出して寝込む。
体温は夜になっても上がり続け、どんな姿勢をしていても腰が痛くて、気持ち悪くなって戻してしまう。もし流行出していると聞くインフルエンザならば、すぐには治るまい。高熱によってぼーっとしている病床で、合奏が出来なくなったことへの詫びメールの文言を考えていた。
しかし翌日には熱が下がり始めた。「インフルエンザを気合いで撃退」と言いたいが、普通の風邪だったというのが本当のところだろう。格好悪し。まあしかし、それで演奏予定を反古にする必要がなくなったのだから、神様に文句をつける筋合いではない。(嗚呼神様、どうも有り難うございました。)
そんな訳で、早く治って、練習時間も取れ、演奏会も無事終わった。しかし相変わらず本番に弱いわ。練習のときと同じ位には弾けると良いのだが。
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ジョン・レノンとオノ・ヨーコの “Happy Christmas (War is Over)” の日本語の曲名は「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」とされた様だけど、この「戦争は終わった」という訳はいかがなものかと思う。確かに“War is Over”の部分だけ訳せば(ラブ・イズ・オーバーみたいに)その通りなんだが、歌詞の中では “War is over, If you want it” で、勝手に戦争が終わった訳ではないのだから。
こちらのページに書いてある様な、恨みがましい意味でもないと思う。大体、「戦争は終わったはずだ、もし君が望んでいれば」なんてこと、ジョン・レノンがクリスマスに言うか? 町山智浩氏の訳が、ジョンとヨーコが言いたいことのはず。(12/26追記:今年の町山氏の日記には副題の誤訳について明記された。)
皆さん、メリークリスマス。そして良いお年を。
Asahi.comより:
「未知」の肉食動物か。ボルネオ島で発見 WWF発表
YOMIURI ONLINEより:
ボルネオ島で「新種」の肉食動物発見、ネコより大きい
最初ニュースで観たとき、てっきり尻尾の先の部分が『頭』だと思って観ていたので「な、なんだこれは。蛇? 恐竜?」と。
それにしても、何故「肉食」だとわかったのか。何故「肉食」にこだわるのか。新種であることよりも、そっちの方が気になる。まさか、調査隊員が喰わ…
相変わらず世間は憂鬱なニュースばかり。そんな中、JAXAの小惑星探査機『はやぶさ』のタッチダウンは、ワクワクドキドキする話題だった。ライブ情報が掲載された『Hayabusa Live』や『松浦晋也のL/D』に釘付けになった人も多かっただろう。
『はやぶさ』は、サンプル採取は成功したとみられるものの、トラブルが発生して現時点でも姿勢の制御に成功していない。このままでは帰還が出来ず、大きな目標であるサンプルの分析が出来ない。関係者の懸命の努力が続いている。健闘を祈るばかりだ。
上記サイトに掲載された情報によると、トラブルの理由は不可解であるらしい。こうは考えられないだろうか:
実は、小惑星『イトカワ』には、とても小さなイトカワ星人たちがいる。
↓
はやぶさ、イトカワに二回目の降下。
(イトカワ星人、とてつもなく巨大な未確認飛行物体を再び見上げる。)
↓
はやぶさ、イトカワの地表に着地。
(イトカワ星人、エイリアンにコンタクトを試みる。)
↓
はやぶさ、サンプル採取のため弾丸発射。
(イトカワ地表では阿鼻叫喚の惨事が。)
↓
はやぶさ、上昇開始。
(巻き上げられたイトカワ星人、図らずもはやぶさ内部に侵入。)
↓
はやぶさ、トラブル発生。
(イトカワ星人、母なる星イトカワを敵対的エイリアンから守るため、決死の破壊活動。)
おお、映画が撮れそうじゃない?
浴槽の掃除を仰せつかった。CMの効果は大したもので、「浴槽の掃除」と言えばすぐに森尾由美が宣伝しているあの商品が思い浮かぶ。しかしよく考えてみると、そんな強力なものを使って本当にまったく無害なのか。気になりませんか?
今流行の(?)重曹が買ってあるということなので、こいつを使うことにした。商品にも風呂掃除での用法が書いてあるが、「充分撒いて磨く」という参考になる様な、ならない様なことしか書いてない。まあ、適当にやってみる。
「擦らず楽々」とはいかないが、なかなかではないですか。重曹のことが好きになってしまいそうである。
著作権切れによって、沢山の新訳『星の王子さま』が登場している。この間、本屋に全部が並べておいてあったので、少しだけ読み比べしてみた。
と言っても立ち読みなので、詳しく読んだのは一番最初の、「帽子」の話だけなのだけど。今までの岩波の内藤濯訳では、象を飲み込んでいるのは「ウワバミ」だが、確か、池澤夏樹訳版では「ボア」、倉橋由美子訳版では「大蛇」となっていたと思う。「ウワバミ」というのは和風過ぎて、サハラ砂漠に不時着するフランス人の主人公には似つかわしくはないが、そこがなんとも味になっていて、「ボア」や「大蛇」になるとやはり寂しい。大体、「ウワバミ」なんていう言葉は『星の王子さま』か、落語の『蛇含草』の事を話すとき以外は使わない気がする。「ウワバミ」と聞いただけで、大人たちが帽子の絵だと言う、あの挿絵を思い出してしまうぐらい、イメージがリンクしている。
音楽でも、カバー曲がオリジナルを超えた出来だと感じることは滅多に無いよね。今までのイメージを打ち破り、版を重ねていけるのものがあるのか、今度は椅子の置いてある本屋でじっくり読み比べて予想を立ててみようと思う。
今夜は尾張名古屋の名物鰻料理、「ひつまぶし」を食べた。あー旨かった。そうそう、ウナギと言えば ———
先月のある日の朝、起きると我が家のベランダにウナギが二匹居た。早朝に父が釣上げて来たのだった。一匹づつバケツに入って、すっかり観念したのかおとなしくしている。珍しいことなので自分もデジカメで写真を撮ったが、先日、フィルム・カメラで撮った方のプリントが仕上がった。
バケツに入ったウナギの写真が何枚も続いていて、一枚一枚は変哲も無い。だが、写真を並べてみるとウナギの主張が見えてきたのだ。
「エス・オー・エス。」
すまなかった。気付いてやれず、食べてしまって。
「京セラ・CONTAX」亡き後、高級コンパクト・デジカメを作ってくれそうなのはリコーぐらいになったので、今度の「GRシリーズのデジタル版」の発表にはそこそこ期待をしていたのだが…
GR DIGITAL
サプライズは無く、愚直と言う感じか。8万円の単焦点デジカメにした時点で普通の人は購買ターゲットから外れてるんだから、もうちょっとアレゲな特徴が欲しい。
発表になった筐体デザインを見ながら、やっぱり液晶ディスプレイが邪魔だと思う。EVFにするべきじゃないの? 「GR」でなくなってしまうかもしれないけど、レンズも沈胴式じゃなくても良いのではないか。この機構の沈胴式は高級感が無い。前に書いた様に、CONTAX T みたいなレンズカバーを倒すと出て来る機構だったら格好良いと思うが。