TRAVEL

しまなみ海道 (2) 自転車を送る

(続き) しまなみ海道を走るのにあたって、自転車をどうするか決めなければならない。この地区はレンタサイクルのサービスが非常に充実していてクロスバイクもあるし、必要ならロードバイクも借りられるところもある。現地で借りた方が苦労が少ないけど、やっぱり愛車で走ってみたいなぁ(年賀状用の絵的にも)と。 我が折りたたみ自転車は高級品ではないので、とっても重い。輪行も何度かしたこともあるが、愛媛まで自分で持っていくのはちょっと無理。そこで、「サイクリングヤマト便」というので送ってみることにした。サイクリングヤマト便は、日本サイクリング協会の会員向けにヤマト運輸が行っている、自転車を送ることが出来るサービスである。本当のJCA会員になるには結構お金がかかるので、CJ+会員というのになった。 実は、サイクリングヤマト便という制度を使わなくても、普通のヤマト便(注:宅急便ではない)で送れることが分った。そして、私の自転車の場合はそちらの方が安いのである……。それぞれの送り方で自転車の扱われ方が同じなのか、よく分らない。向うから通常のヤマト便で送ったら脱着式の荷台がひん曲って届いたが、それはたまたまなのかも知れないし。 LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. (続く)

しまなみ海道 (1) 自転車乗りの聖地

自転車に「趣味」と胸を張っていう程真剣に取り組んでいる訳ではないが、今回の旅行はサイクリストの聖地、「しまなみ海道」に行った。 「しまなみ海道」とは本来、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「西瀬戸自動車」の愛称(である「瀬戸内しまなみ海道」の略称)なんだけど、自転車乗りにとっては、自転車で通行可能な自動車道の橋で繋がれた島々全体が「道」という認識である(多分)。ちなみに、西瀬戸自動車は橋以外は自転車では走れない。 (続く)

浜名湖一周

:https://www.flickr.com/photos/kusumoto/13983451247/lightbox/ 去年のゴールデン・ウィークは自転車で渥美半島を走ったので今年はどうしようかと考え、浜名湖を一周してみることにした。今迄の実績からすると結構な距離だが、浜名湖には大雑把に言って東半分には「浜名湖周遊自転車道線」なる道があって、走り易そうだから、まあ何とかなるだろうと。 もう一つ、今迄と違ったことをしてみようと、アウトドア用ガスコンロを持っていき、コッフェル(ナベ)でインスタント・ラーメンを作って食べるというプランを実行してみることにした。(釣りのときにやってみようとずっと思っていたのだが、ちょっと嵩張るんで先延しになっていた。) 舘山寺地区にある宿を9時40分ぐらいに出発。自転車道を探すが、最初から分らない。それらしき道を走っていると、案内もなく途切れてしまって放り出される。ロード乗りのお兄さんを見付けて付いていくとえらい坂道を登らされ、ここじゃないよなぁということがしばしば。サイクリング・ロードは作ったが、そこを走ってもらうという努力はしない、そんなもん知るかという姿勢らしい。 走り始めたころは本当に一周して戻ってこられるか少々不安だったが、一般道を多く走った所為で思ったよりペースが早く、昼飯に想定していた地点「洲の鼻」に早めに到着して湖畔でラーメン作りを敢行。上の写真はそのときのもの。 湖西市に入ってからは大半は街中(?)で、一層順調に弁天島に到着。ここまで来ればもう安心。下調べのときには気が付かなかったのだが、湖西市も「自転車はここを通れ」という設定をしているらしく、それに従っていればもっと湖を観ながら走ることが出来たのかもしれない。 浜名湖は潮干狩りに来ている人が一杯。装備も本格的な人が多かった。あと今、浜名湖花博をやっているのでガーデンパーク辺りで車は大渋滞だった。 宿に戻ったのは3時半ぐらいだったか。ほぼ全ての自転車に抜かれながらの、約6時間の自転車旅だった。

偽お父さん

LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. そういえば、偽・・・という訳じゃないけど、SoftBank CM の白戸家お父さんのカイくんは既に引退していて、実の息子の「海斗」になっているらしい。

座間味島へ (7) いただきます

(続き) 座間味島最終日の朝。アオリイカを譲ってもらった余裕から、暗いうちから出るのは止め、明るくなってから実績のあるポイントに向う。余裕といっても自分の釣ったイカは1パイだけだから、もうちょっと格好がつく様にしたい。あわよくば逆転を・・・ この日は、前日の朝とは様子が違っていた。他の釣り人が沢山うろうろしている。それは日曜日だったからだと思う。土曜の内にフェリーで沖縄本島から来たらしい。それで、何処でも自由に好きなところで釣るという訳にはいかなかったが、昨日と同じ所でキャッチ。偉そうに親子連れの釣り人に見せる。(もちろん、生涯で4ハイ目だということは言わない) 結局、この日もこの1パイだけで、トータル2ハイ、頂いたものと合せて6パイ。宿に戻って、どうやって食べるかという話になった。譲ってくれた方は釣ったイカをいつもバター焼きにしていて、それがどんなに美味しいかを力説していたので、それを宿のおばぁに話した。おばぁとしてはイカ墨汁を作る(食べる)のを楽しみにしていた様なので渋々ではあったが、バター焼きということに落ち着いた。イシミーバイは小さいから味噌汁の具(というか出汁?)に。その日の午前中にチェックアウトなのだが、「お握りを買ってくれば、お昼に作ってあげるよ」と言ってくれたので、ご厚意に甘えることにした。 最後の島の散策をたっぷりして、宿に戻ると料理が出来ていた。いただきます。 とっても美味しかった。特にバター焼きが。地元で釣ったらまたこれだな。因みに、「バター焼きは少し貰ったよ。イカ墨(の袋)は取っておいたから、後でお汁にするわ」とのこと。はい、どうぞお楽しみくださいませ。お世話になりました。 (終り)

座間味島へ (6) 救いの手

(続き) 岸に上って宿に戻り、どこかで遅い昼食をと思ったのだが、どこでも「営業時間は終りました」と言われて、あちらこちらをウロウロ。この日は「座間味島ファン感謝月間」の島民芸能ショーの日で、食べ物屋は皆、それに向けての仕込みに全力投球中。仕方がないので島唯一のスーパー(?)、105ストアで売れ残りのゴーヤ炒めの弁当を買い、宿で食べる(結構、旨い)。 暫く島の散策をして休憩。夕飯までの時間にまたイカ釣りに出掛ける。なんせ、まだ1パイなので、なんとか烏賊墨汁になる量にしなくてはならない。朝のポイントから更に足を伸ばして、すごいスミ跡があったという港を目指す。すると、昨日にいろいろ教えてくれた親切な釣り人にまた会った。夕方にはいつも釣りをしているみたいだ。教えてもらったポイントで(一応)釣果を上げたことを報告し、その先のポイントについても情報をもらう。 目的の港に行ってみると、地元のおじさんの先客あり。一緒に釣らせてもらう。話に聞いていたスミ跡は、それはもう市販の墨汁を一、二本分散いた様な黒々としたもので、一体どの位大きい奴だったのかイメージが涌かない。これ、アオリじゃないんじゃないか。 結構粘ったが反応が無くて、もうそろそろタイムリミット。帰る途中、先刻の人がまだ釣りをしていたので挨拶をと寄っていって、(無)釣果の報告をする。すると気の毒に思ったのか、釣ったアオリイカを四ハイ全部呉れた。流石に悪いと思ったし、釣り師として貰うのはどうかと思わなくもなかったのだが、烏賊墨汁を楽しみにしている旅の連れや、(何となく期待させてしまっている他の客や、)何より宿のおばぁのことを考えれば、プライドに拘らず素直に厚意に甘えることにした。(それに、ブログの「自虐」ネタ的にもグッドだ。) こうやってイカは確保された訳だが、その日の夕飯になることはなかった。何故なら島民芸能ショーの売り上げに貢献するため、夕飯は作らないことになっていたからだ。(宿の名誉の為に書いておくと、宿代はちゃんとその分安くなっているのである。)宿に着くと他の宿泊客にどうだったかと訊かれる。イカを見せると褒められるが、いや、自分で釣った訳ではなく他の釣り人に頂いたものだと頭を掻きながら説明する。着替えて会場に向った。 座間味島 LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. (続く)

座間味島へ (5) 求む大物

(続き) 沖縄でいうところの「ミーバイ」はどうやら「根魚」くらいの意味で、科学的な分類とは完全には重ならないのだが、大体はハタの仲間を指している様だ。小さな高級魚であるイシミーバイを釣って食べるのを最大の目標としたこのソルトウォーター・フライフィッシング、メイン・ターゲットの釣果はどうだったかというと、ちゃんと釣れた。釣れたのだが……小さかった。数は釣れたが、ある程度のサイズの四匹だけキープして、あとはリリースとした。 あと釣れたのは、またモチノウオたち。先に書いた様にこいつらもリリースしたのだが、あとで宿のおばぁに話したら、どんな魚でも食べられるのにと言われてしまった。嫌がられないなら持って帰れば良かったな。 座間味島 Optio WP (続く)