座間味島へ (7) いただきます

続き

座間味島最終日の朝。アオリイカを譲ってもらった余裕から、暗いうちから出るのは止め、明るくなってから実績のあるポイントに向う。余裕といっても自分の釣ったイカは1パイだけだから、もうちょっと格好がつく様にしたい。あわよくば逆転を・・・

この日は、前日の朝とは様子が違っていた。他の釣り人が沢山うろうろしている。それは日曜日だったからだと思う。土曜の内にフェリーで沖縄本島から来たらしい。それで、何処でも自由に好きなところで釣るという訳にはいかなかったが、昨日と同じ所でキャッチ。偉そうに親子連れの釣り人に見せる。(もちろん、生涯で4ハイ目だということは言わない)

 

アオリイカ
 
 

結局、この日もこの1パイだけで、トータル2ハイ、頂いたものと合せて6パイ。宿に戻って、どうやって食べるかという話になった。譲ってくれた方は釣ったイカをいつもバター焼きにしていて、それがどんなに美味しいかを力説していたので、それを宿のおばぁに話した。おばぁとしてはイカ墨汁を作る(食べる)のを楽しみにしていた様なので渋々ではあったが、バター焼きということに落ち着いた。イシミーバイは小さいから味噌汁の具(というか出汁?)に。その日の午前中にチェックアウトなのだが、「お握りを買ってくれば、お昼に作ってあげるよ」と言ってくれたので、ご厚意に甘えることにした。

最後の島の散策をたっぷりして、宿に戻ると料理が出来ていた。いただきます。

 

アオリイカのバター焼き

 

イシミーバイの味噌汁

 

とっても美味しかった。特にバター焼きが。地元で釣ったらまたこれだな。因みに、「バター焼きは少し貰ったよ。イカ墨(の袋)は取っておいたから、後でお汁にするわ」とのこと。はい、どうぞお楽しみくださいませ。お世話になりました。

(終り)