今シーズンは何だかんだで釣りに一度も行けずにいた。渓流はもう来月から禁漁になってしまうので、夏のウクレレ関連イベントも全部終ったことだし、天気も今一だったが多少無理をしてみた。
去年の最後の渓流は、あの御嶽山の噴火の日だった。山を一つ越えた谷の中なので噴火に全然気付いていなくて、中津川市まで戻って来てから家族から無事かと電話が入って知った。
あれからほぼ一年ぶり。勘がまだ戻らないが、小さいながらも何匹かは遊んでくれた。
車まで戻って着替えているとルアーの二人組が下りてきた。訊いたところ、良い思いは出来なかったらしい。この日は水温が下って活性が低かったのかな。
さて、もう一回行けるかどうか。
今年の夏はウクレレで忙しかったということもあるが、週末毎に天気が悪くてなかなか機会に恵まれず、ますます釣行回数が減ってしまった。7月に一度行ったものの、雷雨に追われて早々に引き上げる羽目に。9月に入ってやっと天気が良くなってきて、先週末に行ってきた。
世の中は三連休の人が多く、道は渋滞気味。釣り場に車を停められるかちょっと心配だったが、大丈夫だった。ここの漁協は今年から游魚券を去年までの倍の二千円に値上げしたので、みんな他のエリアに行ってくれてると良いなと思ったが、すぐ後に来たフライ・フィッシャーによると、キャンプ場の管理人のおじさんが先行者が10人はいると言ったそうな。それでは頑張って林道を登っても先行者の頭を叩くことは出来そうにない。他の人が釣ってから時間が経っていそうな下の方を釣ることにした。
水量は丁度良い感じ……なんだけど、やっぱり釣れない。まあ、早起き出来なかった自分が悪いのだから仕様がない。全然反応してくれない時間が長かったが、2時ぐらいから釣れ始めて、サイズは大したことないが、4匹という結果だった。
もうすぐ禁漁となるが、出来ればもう一回渓流に行きたい。でも、一度は9月中のアオリイカ釣りを試してみたい気も……
去年のシーズンオフ直前から、新たなエリア「大鹿村」の開拓に挑んでおり、今シーズンの初釣行に二回目の挑戦。そして、再び「坊主」となった。(フッキングまでいったが、テンションを維持出来なくてバラした。)釣る人はちゃんと釣っているという話だが、魚が留まれる様なプールや落ち込みの深みが殆ど無く、浅くて速い流れの何処に魚がついているのかわからない。砂地の土地だから埋まってしまうというだけじゃなくて、段差から落る流れも板状の岩に受け止められてしまう感じ。
速い流れを躱す為に岩を登り、岸を歩き出したとき、足元にあるものを見てぎょっとした。
Optio WP
狭い場所に上顎、下顎、何処か分らない部位の骨が一本落ちていた。こんなに綺麗な状態で、ぽんと有るもんなんだ。
(続き)
沖縄でいうところの「ミーバイ」はどうやら「根魚」くらいの意味で、科学的な分類とは完全には重ならないのだが、大体はハタの仲間を指している様だ。小さな高級魚であるイシミーバイを釣って食べるのを最大の目標としたこのソルトウォーター・フライフィッシング、メイン・ターゲットの釣果はどうだったかというと、ちゃんと釣れた。釣れたのだが……小さかった。数は釣れたが、ある程度のサイズの四匹だけキープして、あとはリリースとした。
あと釣れたのは、またモチノウオたち。先に書いた様にこいつらもリリースしたのだが、あとで宿のおばぁに話したら、どんな魚でも食べられるのにと言われてしまった。嫌がられないなら持って帰れば良かったな。
座間味島 Optio WP
(続く)
(続き)
なんとか手ぶらで宿に帰ることは避けられたものの、たった1パイでは面目を保ったとは言えない。とても大きなビニール袋に入れた小さなアオリイカを宿のおばぁに渡すと、笑って「もっと釣ってきたら、一緒にイカ墨汁を作ってあげる」と言われる。イカ墨汁作るのには、あとどのくらい釣らなくちゃならないんだろう…。
自分の感覚では、新鮮なイカの一番美味しい食べ方といえば刺身じゃないかと思うのだが、沖縄の人にとってはどうも違うらしい。そういえば、泊港の市場でも生の白イカ(アオリイカ)は「おつゆ用」として売っていたし。はたして食事のおかずが増えるかどうか、それは今後の釣果に掛っている。
朝食の後、今度は海でのフライ・フィシングに挑む。と言っても、イシミーバイなどの「小物」狙いである。(もちろん、「大物」が掛るのは歓迎。) イシミーバイは以前も釣ったが、まだ食べたことことはない。美味しいらしいので、これも宿に供給して食べてみたいところだ。
さて、何処で釣るか。先刻までエギングをしていたところは、イカが居たということはイカの餌があった訳だから、他の魚にとっても悪い場所ではないはずだ。立ち込んでみれば、イカが居たのがどんな所だったのかよく分って一石二鳥。という訳で、また同じポイントに戻る。着いてみると、すぐ沖に船が二艘停泊していた。リーフの向こう側ではあるが漁船が来る場所なら釣りにも悪くなかろうと思ったが、後でその船が漁船ではないことが分ってきた。そこでダイビングをしているのだ。こんな近いところで? あと、カヌーやらシュノーケリングで岸の方に人がやってくる。そんな中で怪しい釣りをしていると、アウェー感たっぷりだ。この島の客ははほとんどダイバーである。基本、釣り人は金を落さないし、観光資源である魚を獲る訳だから、歓迎されているとは思えない。それに今、リーフに立ち込んでいるから、相当視線が痛い。でも続ける。
しばらく釣っていると、リトリーブに手応えが。イカ以外の最初の釣果はイシミーバイか? 寄せてくると、ん?
今迄に釣ったことのあるモチノウオの仲間の様な、違う様な。以前石垣島で、地元の人に食べるかなとモチノウオ系の魚を見せたが、食指が動かなかったみたいで「逃してあげましょうねー」と言われてしまったので、宿に持って帰って「この魚は食べない」と言われると無駄に命を奪うことになってしまうと思って放すことにした。(今写真を見てみると、ちょっと長細くてベラかなと思ったこの魚、メガネモチノウオ(ナポレオン・フィッシュ)の幼魚の様な気も どうもヒトスジモチノウオらしい。) イカに続き、魚もなかなか簡単には「おかず」にならないみたい。
(続く)
今年のアオリイカ釣りは、春秋共に全然駄目であった。どっちも1、2回、潮回りや風の条件が良くない、日中にしか行けなかったにしても、年間0杯というのは情けない。今年も沖縄に行く計画があって、しかも本島から座間味島に渡ることになったので、「これはエギングの道具を持って行かなくてはなるまい。ここで一気に逆転。それはもうデッカい親アオリをバンバンとだな」ということになった。
自分の島での行動を釣りメインで考えて、イカだけじゃなくて、いまいち実釣と雑誌で仕込んだ知識のイメージが合わないイシミーバイ(や、何か分らないが大物対象)のフライ・フィッシングも再挑戦することにした。流石にこの時期は海パンでのウェーディングは辛そうなのでウェーダーも要るだろうしという感じで装備が多くなり、本島での行動日もあったので、邪魔な釣り道具一式は宅急便で宿に送って、また向うから送り返すことにしたい。座間味島への旅行者は大半がダイバーで、機材を宿やダイビング・ショップに送っておくというのは珍しいことではないらしく、おかげで数日前に宿へ問合せたらあっさりOKと言われた。(それは良かったのだが、そもそも宿泊予約が取れてなかったのにはビビった。)
こっちではもう陸っぱりのアオリイカ釣りシーズンは終ってしまっているけど、沖縄ではこれかららしいということはネットで調べた。問題は、沖縄でどんな風にアオリイカを釣るのか知らないことだった。港内ならこっちとあまり変らないと思うが、リーフ内は浅く、すぐ根掛りしそう。同じエギングでも、何か特別な工夫のあるエギを使うのだろうか。表層の釣りになる? 考えても分らないので、行っていろいろやってみるしかあるまい。
那覇市 農連市場 LUMIX DMC-GF1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.
(続く)
クマに出会ったことを自慢(?)していたらいつもの川に一緒に行ってくれる人がいなくなってしまったので、今シーズン最後だが行ったことのない川を開拓することになった。
川に着いてびっくり。
先週の台風の影響が続いているらしく、水がセメント色をしている。土地が変れば川の濁り方も変わるものだな。自分が知っている渓流はこういう色には濁らないし、雨から一週間も濁り続けるところはないと思う。そういえば、「雪代」で濁るというのを雑誌やらで見たことあるけど、ピンとこなかった。こういう川ならなるんだろう。
濁りの少ない川を求めて右往左往したが、慣れない土地で空振りとなって、結局、最終釣行はボウズとなった。ただ、なかなか面白いところで、細い林道を登った先に集落や田圃があったり、小綺麗な店があったりする。川のことだけでなく、まだまだ自分の知らない日本があるものだと感心した。またチャレンジしたい。
この盆休み、釣り旅行に出掛けた。といっても行くのはいつもの川なのだが。長く通っている川だけど、近年釣り人以外にとても人気が出てきて、このお盆は泳いだりバーベキューをする人達で「ごった返し」て、川沿いの林道は車だらけ。昼過ぎに到着した初日は釣りをするのを諦めたぐらいだ。
旅館に泊って釣りをしようとすると、朝にしろ夕方にしろ、食事の時間と釣りをしたい時間がぶつかってしまい、釣り場が近いのに意外と不自由なものだ。旅行二日目の朝も旅館の朝食を食べてから川に向ったので大して早く到着した訳ではないが、まだバーベキューや水遊びの連中はあまり来ていなくて、他の釣り人は「人込み」を避けて他の溪に行ったらしく、車止めのゲート近くに車を停めることが出来た。
自宅から出撃するときよりは早く川に着いたので、いつもより上流まで行ってから入溪する。さて、今日は先行者がいるのかどうか。明らかに釣り人だという車は近くになかったが、キャンパーが早朝からやっている可能性もある。
んー… 反応は渋い。昼までにやっと一匹。その後は忘れたころにぽつぽつといった感じで、サイズは20cm前後まで。まあ、遊んでくれるヤツが居るだけ有り難いと思うべきか。
そんな感じで釣り上って3時過ぎぐらいだったか、川の中央あたりを釣り上っていた自分の左手の川岸で少し音がした様な。顔を向けると、黒い物体が。くっ…熊だ! デカい! 相手の方が早く気付いて、反転して河原から走り去ろうとしているところだった。鼻の先からお尻まで150cmぐらいはありそうに見えたが、幸いにも至近距離での鉢合わせではなく10m程の距離があった。音をたてて繁みの中へ走って消えたが、その繁みからまた出てきてこちらに向って来たら、勝ち目なんてありそうもない。威嚇して遠くに追い払わなくては! お、大きい声を出すんだ! 「うー わう、わうぅ!!」
何故そこで犬の鳴き声なんだ(しかも洋風の)と訊かないでほしい。自分だって訊きたいぐらいだ。続けて、投げつけるべく足元に石を探すが、手頃の大きさのものが咄嗟に見つからない。なんとか拾って消えた茂みの先を目掛けて投げるが、石の飛んだ処は、自分から大して離れてない川の中だった。ビビって力が入り、握った石を離すタイミングがおかしい。二つ目の礫は岸まで届いてカチーンと音を出す。次はやっと繁みまで。ガサガサッ。奴を遠くに追い遣るためにはもっと距離を出さなくてはいけないが、(今にして思えば石が重過ぎて)何度やってもその程度しか投げられない。あまり意味無さそうなので止めた。
しばらくしてちょっと冷静になり、相手の方から(自分の進んでいる方向とは逆の川下に)逃げたのだし、わざわざ逆襲に戻ってきたりはしないだろうと釣りを続行し、ほどほどの時間で上った。キャンプ場の管理人に熊が出たことを話しておくべきだと思ったが、お盆だからなのか、管理人はもう帰った後であった。
ときどきニュースで、山仕事の爺さまが熊と鉢合わせになって取っ組み合い、撃退したという話が出るが、自分には無理だということがよくわかった。
先々週末、石徹白川水系のキャッチアンドリリース区間で開かれている「石徹白フィッシャーズホリデー」に行ってきた。そして毎年買う買うと言い続けていた T-Craft さんのフライボックスをやっと購入。自らの名前に因んで楠製。オプションの「マグネティック・コルクシート」を装着していて、良い感じです。
翌週の日曜、ニューアイテム購入によって刺激されて、今年最初の釣りに行ってきた。本当は土曜日に行きたいところだが、今月はもうこの日しか釣りに行ける日がなかったので。
久し振りのホームグラウンドは激しく減水。それが有利に働いたのか、数は出た。でもサイズはいまいち。まぁでも満足。遊んでくれてありがとう。
次の釣行はお盆になる予定。今年はまあまあのペースで釣りに行っているな。