毎回撃沈で、結局一杯もアオリイカを釣ることが出来ないうちに、今秋のシーズンが終ってしまった感がある。離島に泊ってまで挑んだというのに……。
いや待て。そもそも海に目を付けたのはイカを釣りたかったからではなく、他県の山よりも近い県内の海での、お手軽フライフィッシングを開拓する為だった。釣り場調査の片手間にちょちょいと釣ろうとしたアオリイカにあまりにも相手にされなかったので、大幅に脱線してしまった。気を取り直して再出発だ。
いつも潮回りが良くない週末にしか予定が組めないのだが、昨日の文化の日は一寸期待出来そうだったので、地元でのソルト・フライフィッシングに初挑戦してみた。で、結果は……。まぁ、気長に頑張りましょう。
ここ数年、釣りの方はあまり力を入れられないでいる。今年も低調だが、それでも五月のゴールデンウィーク明けに一回、六月初めに一回釣りが出来、すでに去年の二倍である! そう言えば、去年の最後は悲惨だったわ。
二回目の釣りは、以前は毎週に様に通っていた木曽の川に行って来た。通い始めてから十年以上未舗装だった長い林道が、しっかり舗装されていたのは驚いた。
久しぶりのこの川で、自分にしては良い思いが出来たのが、帰り出会ったフライフィッシャーに釣果を訊ねたところ、私よりかなり大漁(?)だったらしく、また、尺物の写真も見せてもらった。川の健在ぶりを知り、嬉しい様な……。
残すは七月、八月、九月の三ヶ月間。何回行けるかな。
ジャストシステムの xfy Blog Editor でブログを書くと言ってから、一度も書いていなかった。大したネタが無かったからだけれども、Mac 上での Java アプリは使っていてどうも違和感があるというのもある。
「昆虫グミをバレンタインに贈ってみる実験」という無茶な感じの記事を読んだので「Gummix」なるものは知っていたのだが、数日前に『製品』が弁当に入っている写真が新聞に載っていて、それも嫌だなと思った。
バレンタインに贈ってみた記者は男子を釣ることには失敗した様だが、これを魚釣りに使ってみたらどうなるのか、と気になった。フライフィッシング界では、疑似餌を人間目線でソックリにしても魚は餌だと思わないと言われている(様な気がする)。でも味、匂い付きのグミ液を使って作れば、使えそうな気がする。
「シルバー・ウィーク」と呼ばれた先週の連休に泊まりで出掛けた。今年はお盆にしか渓流釣りをしておらず、そしてこれが最後の機会。フライも巻いて準備万端。「よし、今度こそ爆釣さ」と現地に行ってみると……
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今年から禁漁期間が早まったらしい。きっと大勢の釣り人が我と同じ様に、この前で茫然と立ち尽したことであろう。
今シーズンの渓流釣りは、こんな風に終ったのだった。
釣りブログなのに釣りネタが少ない。それもそのはず。だって全然釣りをしてないから。
お盆休みに、やっと今年最初の釣りをしたのである。(再来月にはシーズンオフになってしまうよ!)
一応、三日も釣りをしたというのに、釣り上げたのはこの一匹のみという厳しい結果に。もうすっかり忘れているなぁ。
昨夜は「明日はウクレレの先生が出演する野外コンサートに行くか、それともイベントをやっている石徹白まで足を伸ばすか」と考えながら眠ったのだが、酷い頭痛とともに目を覚ました。しょうがないので、何処にも行かず大人しくしていることにした。
石徹白と言えば先日の地元の新聞に、峠川のキャッチ&リリース(C & R)区間の餌釣りが禁止になった記事が載っていた。C & R 区間で魚を持ち帰ろうとする餌釣り師が跡を絶たないからであるらしい。「魚釣り」の喜びは生きていくために獲物を狩る生物的欲求と直結しており、食べられない魚なら兎も角も、金を払ってわざわざ釣ったイワナやヤマメを放せと言われても納得がいかない人が多くいるのはまぁ分る。更に、最初から魚影の濃い C & R 区間で「収穫」しようとやって来る人物もいるだろう。(この手の輩は遊魚料を払っているかどうかも怪しいものだが。)フライやルアーを使う釣り人が上等な人間という訳ではないのだが、いろいろ理由があって、確かにそういう人達は餌釣り師であることが多い。
漁協や C & R 区間設置に尽力した「在来溪魚を増やす会」の人達は餌釣り師との「共存」を目指したが、止むなく禁止する決定を下すことになり、残念だろう。その人達には申し訳ないが、この記事を読んで面白いと思ったのは、割合からいえば大多数である餌釣り師を排除してまで、漁協が C & R 区間を維持しようとしていることだ。C & R 区間には放流を行なっていないにもかかわらず、非常に魚影が濃い。その状況が組合員に対して強いインパクトを与えたのではないか。非組合員の遊魚料の支払う率が C & R 区間の釣り師の方が高いなら、それも C & R 強化に向う判断材料になっただろう。最初から C & R 区間での餌釣りを禁止していたら、組合員や餌釣り師の反発で、成果が出る前に取り止めになっていたと思う。現状は理想的ではないが、最善と言っていいのではないか。あとは、峠川から出て行った魚が餌釣り師を喜ばすことが続出するのを祈る。
ところで、この記事にはバンブーロッド・ビルダーの吉田さんのコメントも書かれている。吉田さんの肩書が「バンブーロッド製作の第一人者・吉田幸弘さん」となっており、吉田ファンの私は、ニンマリせずにはいられなかった。
テレビで GREE の釣りゲームの CM を観る度に気になるんだけど、錦鯉が釣れたら、それは遊びというより泥棒なんじゃないか?
今朝、NHK の「にっぽん釣りの旅」という番組で、奄美大島でカンモンハタ(イシミーバイ)を釣る様子を放送していた。地上波や BS で何度も再放送があるらしいので、私が宮古島で何をしていたか知りたい人(?)は観てほしい。
・にっぽん釣りの旅 『サンゴの海でカンモンハタと遊ぶ』
こういう浅いところで釣るイメージで行ったんだけど、宮古島では胸までウェーディングすることに。あぁー奄美大島も良いなぁ。
今度の宮古島旅行で、是非買って帰ろうと思っていたものがあった。それは沖縄の釣り雑誌。
釣りというのは「今、何処で何が釣れているか、どんな釣り方が効果的か」という情報を手に入れることが大事だ。あそこのポイントではこうだという様に、出来るだけ具体的に知りたいので、地域密着情報を掲載する釣り雑誌や釣り新聞がそれぞれの地方に(たぶん)存在する。我が地方には「東海釣りガイド」という雑誌がある。(「Fish On」や「Fmaga」という釣り雑誌もあったものの、最近見かけない。今はインターネットが普及していろいろ検索出来るので、この手の雑誌は厳しいのだろう。)
現地に行く前から「おきなわ釣王国」という雑誌があることを知っていた。この雑誌にはフライフィッシングに関する記事が載っているらしい。どうせ買うならこれだな。問題は、何処に行ったらこの雑誌を買うことが出来るかだ。本屋に行ったら簡単に手に入るなら良いが、去年那覇に行ったときには、大きな本屋を見かけなかった。品揃えが少ない小さな本屋で、果たして売っているのだろうか。でも釣具屋に行けば大丈夫だ、そう思っていた。
宮古島で釣具屋を見つけて探してみたが、無い。当てが外れて、旅の記念に現地で買って帰るのは無理かなと諦めていたが、その日の夜、あっさり問題は解決した。コンビニに売っていた。
100ページ程度の雑誌だが、なかなか興味深い。沖縄の釣りの対象魚の多くはこちらでは見かけることがないく、魚の写真とその名前を見るだけでも楽しい。読者による釣果の投稿写真のコーナーが20ページ以上もあり、みんな誇らしげだ。(その写真のほとんどは釣具屋で撮った様だ。それって不思議じゃない?) 広告も面白い。ダイワやオーナーばり、VARIVAS(モーリス)が、沖縄の魚の名前を使った製品を出している。えらいきめ細かいな。本当に沖縄限定商品なのか、名前を替えただけなのか。
古い雑誌の記事が宮古島へ行く気にさせた様に、この雑誌がまた沖縄の釣りに誘うだろうことは、まず間違いない。
念願のイシミーバイを釣り上げ、ここでの攻略方法が分った。一度岸に上がって魚を見せ、先程釣り上げた場所に戻って再開する。(その最初のイシミーバイは浜にいた地元の人に差し上げた。)同様のポイントにフライを投げれば、かなりの確率でアタックして来る。そのまま続けていれば相当の釣果を上げることも可能であったと思うが、4匹釣ったところでイシミーバイを釣るという目的は果たせたと感じ、リーフ・エッジへ向けて前進することにした。(4匹というのは撮った写真などから後に推測した数で、釣っているときは3匹を超えたあたりから記憶が怪しくなって来る。自分は、数の概念が「1・2・沢山」しかないというアマゾンの部族と気が合うんじゃないかと思う。4匹は充分に「沢山」である。)
イシミーバイ狙いのときから視界の中に白波が砕けるリーフ・エッジが見えて、気になっていた。リーフの向こうには大物が泳いでいると言う。端まで行けなくても、そんな大物がリーフに入り込んでいるかもしれない。アワヨクバ、そんなモンスター級を……、いやまてよ、バッキング・ラインは100ヤードしか巻いてない。そんなやつが掛かったら、ラインを全部持ってかれちゃうんじゃないか?
リーフの海底は、枝珊瑚が生えている箇所と、枝珊瑚が無くて砂が被っている箇所があるようだった。枝珊瑚が無い箇所は少し浅くなっていて、そんな場所を選んでウェーディングして来たが、リーフ・エッジに近づくに連れて、深くなってしまう。もう少しなんだが。リーフ・エッジ近辺がどんな流れになっているのかも知らないので、その場所から前進するのを諦め、届かないまでもせめてエッジに向ってフライを投げ続けるが……ガーラやタマンやバラクーダ、その他の魚も相手をしてくれず。もうこの後は潮は満るばかり。楽に帰れるうちに引き上げることにした。
同じ大潮でも潮の引き方が違う。八重干瀬が海面に現れる様なときにはきっと、リーフ・エッジに楽々辿り着けて、大物を狙うことが出来るだろう。今回の旅の釣りはこれでお終い。今度は潮の引き具合もよく調べなくては。じゃぁね、またね。
(つづく)