FIAT Panda シフトノブの加工

FIAT Panda Cross 4x4 はマニュアル・ミッション。今回の限定車は前のものといろいろ換わっているが、シフトノブもその中の一つ。三代目 Panda のシフトノブはデザイン・コンセプトの『スクワークル』が取り入れられて四角っぽくなっていて、それに馴染めなくて交換している人も多いようだ。今回の仕様のシフトノブが変更になっているのは、操作での違和感を改善しようとしたものなのか、それともコストダウンしただけなのか判らないが、上面のアクリルパーツが大きくなっている。

 

このアクリルのパーツは暫く乗って操作していると、浮き上がってくる。取れてしまうことはなかったが、問題は、下側の辺の角が立ち過ぎていて、操作する手に食い込み、痛くて不快だということだ。一ヶ月点検のときにディーラーに浮き上がってくることを伝えて、換えた(?)と言われたが、特に改善はしなかった。

改善する方法として、ノブに革製のカバーを作って被せる、ノブを社外品に交換する、というようなことを考えたのだが、革カバーの方は握り易くてしっかり固定出来るように出来なさそうだし、リバースロックの「逃げ」があるシフトノブは1万5千円ぐらいはしそうで、交換の理由が「握り難いから」ならともかく、不具合回避に自腹でそれだけ出費させられるのは癪だ。

そこで、Amazon でプラモデルの製作に使うヤスリを買って、問題のパーツの面取をしてみることにした。浮き上がってくる事自体は改善していない。爪の形状を観ると、まぁそうだろうなぁという感じだ。以前のシフトノブのパーツでは外すとき上手くやらないと爪が折れるらしいが、今回のものは引っかからないので持ち上げればズルズルと取れてくる。  

 

設計の問題しろ、製造の問題にしろ、日本車にこんな部品が取り付けられる事はないだろうと思う。このあたりが「イタリア(大衆)車」と言う事かもしれない。

さぁ、これで不満点がまた一つ無くなってくれると期待。いろいろ楽しませてくれるなぁ。