何処にスマホを取り付ける?

三代目 FIAT Panda のダッシュボードのデザインは平面部分が殆どなくて、上面には〝PANDA〟の文字の「浮き彫り」で埋め尽くされているので吸盤が効かないらしく、どうやってホルダーを取り付けてスマートフォンを使えるようにするかは悩ましい問題。しかも今回の Panda Cross 4x4 の限定車は、インパネ・センターの拭き出し口が前回までのものと違ってダッシュボード上部にあって運転席・助手席の方を向いていないので、エアコン吹き出し口用のスマホ・ホルダーが使えない。(ウインドウ側の吹き出し口には付けられるだろうが、使いやすくなさそうだし、風の方向を窓に向けておかないと意味ないし。)

ダッシュボード上面には、一体何に使って欲しいのか分からない長細い穴があいているけど、内部壁面が傾斜しているのでクリップ式のものもちゃんと固定出来なさそう。ダッシュボードのデザインは現行のパンダ・イージーと同じなので、ディーラーでみんながどうしているのか訊いてみたが、「みなさん悩んでます」ぐらいの回答だった。

『耳なし芳一』状態でない箇所に強力な両面テープで固定したり、穴を開けてねじで固定すれば止るだろうが、出来ればそれはしたくない。納車までに悩んで考えたのが、ダッシュボードの扉のない収納の中に、アームの長い吸盤式スマホ・ホルダーを付けることだった。この『棚』の底面は割と平面になっている。

納車日にディーラーから自宅に戻る途中で、用意しておいたスマホ・ホルダーを取り付けてみた。やったー! 付いたよ。

 

 

 

 

アームが長い分、振動で揺れるが、やむを得ない。もっと良い方法が見つかるまでこれで行く。

本国仕様では Panda Cross 4x4 のオーディオは CarPlay や Andriod Auto 対応のディスプレイ・オーディオが付いているのに、日本仕様はなぜかそうではない。しかも、Panda のオーディオ取り付け部はDIN規格のナビやディスプレイ・オーディオはそのままでは取りつかない厄介なヤツ。なのでスマホが取り付けられて良かった。