奥美濃サイクリング(5) 花まんま

続き

長良川鉄道、美濃白鳥14時12分発の列車には間に合わなかったが、次の16時46分には時間がある。どうせなら長良川鉄道の終着駅「北農」まで行き、そこから美濃太田まで全駅制覇しようと、白鳥の町から北上する。

白鳥の町で自転車乗りを見掛ける。あれっ? このサイクリング・ジャージ、さっき九頭竜ダム下で会った人の様な。結局、石徹白を出発してから自転車乗りと会ったのは二回だけだったが、それは「一人だけ」ということなのか。

美濃白鳥から三駅。道は登りである。もうすっかりバテていて、ちょっと後悔。途中、「道の駅 白鳥」で団子の様な、餅の様なものを食べて休憩。売店のおばちゃんに「長良川鉄道の中で物を食べたら怒られるかなぁ」と訊くと大丈夫という回答だったので、夕飯代りのお握りも買う。

結構遠かった。やっと北農駅に到着。駅の隣はお店になっている様だ。まだ暫く列車の時刻まで時間があるので、自転車をたたんで輪行袋に入れてから、お店に入ってみる。
 

北農駅  
 

駅には列車を待っている人が他にも居たが、店のお客は自分一人だけ。五平餅を食べながら、店のおばちゃんと今日の行程やら、石徹白のことについてお喋りをする。サービスで姫竹の煮物を出してくれた。そういえばと、何年か前の石徹白のフィッシング・ホリデーで、出展していた人(吉田さん)達が「根曲り竹」というものを焼いて食べていたのを分けてもらった話をしたら、根曲り竹は姫竹のことだと教えてくれた。

それと、今日はもう一人自転車乗りが来たという話だった。どうも、さっき会ったあの人らしい。自分とは逆コースの、油坂峠を登って桧峠を下りるルートだった模様。こっちとは違い、全部自走で凄いな。

 

花まんま  
 

お店の名前は「花まんま」といい、地元のおばちゃん数人で交代で切り盛りしているとのこと。名前に込めた気持ちも話してくれた。今回は時間が中途半端でゆっくり食事をしている訳にはいかなかったのが残念。また訪れる機会があると良いな。

続く