石垣島ソルト F. F. 外道戦記(5) 到達

続き

翌日。ホテルで朝食を取り、リーフエッジでの釣りを目指して出発する。干潮の時間は11時半ぐらいなので、島の西側を彼方此方寄りながら昨日と同じ海岸に。昨日よりも潮が引き、浅過ぎてもうイノーの中では釣りは出来ない程だ。

今日こそは大物をと思いながら歩いていく。そして念願のリーフエッジへ到着。波頭が砕ける様子が見えていた宮古島とは違い、海面はとても穏かだ。
 

リーフエッジ
 

風が強くて自分のスキルではとてもフライ・キャスティングにならないが、幸いにも追い風なのでラインを空中に出せていれば風が前に運んでくれる。それは良いとして…… 水深がさっぱり分らない。今回持って来たのはインターミディエイト・ラインで、このラインと然程重くないフライでは上っ面を泳がせるのが精一杯である。「リーフエッジから投げれば大きい魚がドカーンと!」ぐらいしか考えていなかったが、実際に来てみると、魚がフライを見てくれるのか不安になってきた。

続く