ドレミの歌の憂鬱 1
聴いたり想像したりした音の高さが瞬時に判れば、暗譜はかなり楽なんじゃないかと思う。残念ながらそれは(今のところ?)出来ないので、音名を歌って覚えることで、その代りにすることを試みる。
ところで、多くの国では音名と階名が明確に区別されているが、日本では音名も階名も「ドレミファソラシド」である。正直言って、学校で習ったことは良く分らなかった。あれが何だったのか、最近ようやく理解した。日本の音楽教育は酷いと思うところがいろいろある。
音名で歌う(覚える)のが良いのか、それとも階名で歌う(覚える)のが良いのかと考えたのだが、「ウクレレで楽譜に沿った演奏をする」のが目的ならば、音名で歌う方(固定ド唱法)が良いかなと思う。変換しながら弾ける気がしないし。
しかし、所謂「絶対音感」が無い私にとっては、音名の長い文字の並びを覚えるのは易しいことではない。間違って歌っていても違和感が無くて、暫く気付かない。ハ長調の曲でも平気で出鱈目に歌えてしまう……。本当の絶対音感は、子供の頃に訓練しないと持てないそうだが、疑似的なもので良いので、この練習を続けたら身に付かないものだろうか。
(続く)