宮古島ソルト F. F. 紀行(2) リーダーとフライ

今回の装備について一通り説明しようと書き始めたが、読んでも面白くなさそうなので止めた。代わりに、リーダーとフライについてだけ書くことにする。


リーダーは最初、既製品の0Xから3Xのテーパード・リーダーをいくつか買ってみた。しかし海の魚に適当なのか自信が持てない。そこで宮古島でフィッシング・ガイドをしているLeoさんのページを参考に自作することにした。そういえば、ノッテッド・リーダーを作るのは初めてだ。

そのページはラインの太さをポンドで書いてあるので、4lb = 1号 の計算でフロロのラインを買って来て、

 10号(1.5m) − 4号(70cm) − 8号(20cm)

のリーダーを作ったが……「何を釣るんだっけ? マグロ?」という代物が出来上がる。果たして20cm程度の魚がこんなリーダーの先についているフライを喰ってくれるんだろうか。そのページのポンド指定には幅があるし、自分の4lb = 1号の解釈が合っているのかも気になったが、悩んでいても仕様がないので、「現地のガイドさんの経験から生み出されたリーダーだ。海の魚は鋭い歯を持っているものが多いし、リーフの釣りは根ずれに強い仕掛けが求められるのだろう……多分」と言い聞かせ4本作ってみた。(実際に釣りをした後にリーダーを見ると、鉋で削ったみたいにささくれている。)


フライは、クレイジーチャーリーが主で、白、オレンジ、赤、ピンク、ゴールド系を用意した。リーフ内の釣りということで、根掛かりが心配された。フライのロスト対策には沢山巻いていけばいいのだが、珊瑚礁に針を残して来ると、それで怪我をする人も出かねない。極力回収するつもりではあるけども、絶対とは言えないので根掛かりを出来るだけ抑えたかった。

沖縄のフライフィッシングのページをいろいろ調べていて、面白いフライが載っているページを見つけた。

 ・LoveFish LoveFishing > ウチナー美ら海毛針釣り紀行 > 島フライ?

ワーム用フックのオフセット部を利用してウィードガードを取り付けた、クレイジーチャーリー系のフライ。確かにこれはとても良さそう。真似をしていくつか巻いて、持っていくことにした。(今回釣りをした時間は合計4時間程度で短かったこともあるだろうが、根掛かりによってロストしたフライは無かった。やはりこのデザインは有効だったと思う。)

 
(つづく)