Sanoe (2)
This song is about an affair in the royal court. Sanoe, the woman, was probably Kapeka; the gentleman, unknown
と、ある男性とカペカのことと思われる女性『サノエ』との宮廷の恋の歌であるとしている。ここにもカペカが登場するが、カペカとはどんな立場の人なのだろうか。
新年会で同じ曲を演奏したウクレレ仲間が持っている本、“He
Mele Aloha”の解説には、
This song, written to honor Likelike by Princess Lili`uokalani and her friend, Elizabeth Achuck, is full of court intrigue, which is discussed in The Queen’s Songbook. Sanoe (kanoe), the mist, referred to the Queen’s people, the Queen awaits their will. 1870s.
と、「リリウオカラニ王女と彼女の友達のエリザベス・アチュークによって、リケリケを讃えるために書かれたこの歌は…」となっている。
カペカとは、このエリザベス・アチュークのことであるらしい。リリウオカラニが「王女」とされているのは、女王に即位するのは1891年で、曲を書いた1870年代はまだ王女だったということか。リケリケはリリウオカラニの妹のリケリケ王女(Princess
Likelike)。ここでは、サノエとは『霧』で、女王の人民を指すとなっている。(何故、「女王の」なんだろうか?)
(続く)