.MacのContent-Typeの不具合を回避する

続き

.Macサポートからメールが来たが、「奴らは間違った場所を掘っている」という感じがする。直してくれるのかどうか不安なので、自力解決を目指す。

HTMLファイルをFinderからドラッグ&ドロップしてコピーを行ったときは、Content-Typeがapplication/octet-streamに化けずに、text/htmlで正しく送られてくる。同様の不具合で困っている人の報告を見ると、「 GoliveのWebDAVなら問題ない」とのこと。確か、FinderもWebDAVでファイルをアップロードしていたはず。ということは、WebDAVプロトコルでアップロードすれば問題を回避できる可能性が高い。(追記: Goliathによるアップロードで問題が起きる報告もある。 GoliathはWebDAVクライアントなので、WebDAVであれば良いという訳ではないらしい。)

WebDAVでアップロードするシンクロ・ツールを探したところ、sitecopyというものがあることが判った。.Macで使う方法が親切に解説されているページも見つけた。

 ・using sitecopy for synchronising local file and idisk(.Mac)

このページに倣ってsitecopyの設定を行い、同期に成功した。結果は良好。“Content-Type: text/html”で送られてくる。それにしても、どうやったらこんな器用な不具合が起こせるんだろう。逆に難しそうなのだが。技術的な興味が湧きますな。

今までrsyncを使っていたが、sitecopyに換えたことでアップロードにかかる時間が大幅に短縮されるという、嬉しい『副作用』があった。何か手を考えなくてはいけないと思っていたので、災い転じて福となすという感じだ。それに、iDiskをマウントしておかなくても良くなった。



自分の為に、以下に設定方法をメモしておく。

準備:

% cd ~
% mkdir -m 700 .sitecopy
% touch .sitecopyrc
% chmod 600 .sitecopyrc
% sitecopy —catchup blog


~/.sitecopyrc

site blog
 server idisk.mac.com
 protocol webdav
 username n_kusumoto
 password [.Mac password]
 local [local blog path]
 remote /n_kusumoto/Sites/blog/


同期時:

% sitecopy —update blog