岩手釣行3 悲しき雨音
(続き)
渓流釣りは早朝に行うのがセオリーなのだが、日帰りのときは9時頃に家を出るし、泊まりのときも山の宿の夜は涼しく、いつのも寝苦しい熱帯夜から解放されて熟睡してしまい、結局朝はゆっくりというのがいつもの私のパターンだ。しかし今回は前日のショックが効いていた様で、珍しく6時に目が覚めた。同じポイントでやり直すつもりだったのだが
−−
眠るときには上がっていた雨が降っている。川の様子を見に行くと濁りが入り水位も上がっている。慌てて準備して近い場所に入るがだんだん濁りがひどくなり、勝手が分からない川なので釣りを断念して引き上げた。結局その後もこの川で釣りが出来る様にはならず、『やり直し』は今度岩手を訪れるまでお預けとなった。
支流に入って釣果を上げた地元の坂本さんと神奈川から来たTakadaさんが合流。坂本さんが入った支流に向かうが、濁り、水位共に厳しく、雨の影響が少ないと思われる他の支流に向かう。
ヤマメ
支流は川幅が狭いことと増水で狙えるポイントが限られることから、前日の様な『訳の分からなさ』は感じなかったものの苦戦は相変わらずで、「自分の腕でも岩手に行けば」などという想いは完全に打ち砕かれていった。
釣り終わって工房へ引き上げ
(続く)