捕まえて、放すこと
先週の土曜に『いとしろフィッシャーズホリデイ』行ってきた。このイベントは石徹白漁協管轄の峠川のキャッチ・アンド・リリース区間設定の取り組みを応援して行こうというものだ。
去年見掛けたシルクラインを買ってみようかなと思っていたが、今年はそのブースは無く、シルクラインはお預けに。また吉田さんと土屋さんのブースの邪魔をして引き上げた。
根曲がり竹 御馳走様でした
帰ってきたら地元の公園で蛍を放して観賞しようというイベントをやっていて、子供に蛍を見せてあげようという家族連れで結構にぎわっていた。議員先生の挨拶によると、放す蛍をわざわざ関西の方から運んできたらしい。
昔はどうだったのか知らないが、蛍はこの公園には生息していない。放された蛍は繁殖すること無く死んで行くだろう。これを残酷とみるか、それとも環境に影響無いとみるか。今までに見たことのない虫を観て喜んでいる子供たちや、そんな子供の様子を見てうれしそうな親御さん達を前にすると、そんなに目くじらを立てることもないかなとも思う。いろんな意味で無理矢理な感じがするのだけれども。
現在、大抵の渓流釣り場で行われていることは例えて言うならば、人工的に繁殖させた蛍を『蛍の名所』に放ち、毎年その蛍が世代を繋ぐことなく死滅する様なものだ。峠川のC&Rの取り組みは、その川での渓流魚の『再生産』を目指しており、単に放流魚が長く残ることを目的としたものとは違う。そのため、その地域には放流を行なっていない。
出来ることなら蛍は自然に繁殖しているところで観ることが出来る方が良いし、渓流魚も自然繁殖出来る状況であってほしい。