さよなら、CONTAX
京セラはCONTAXブランドの高級デジタルカメラに特化するとしていた前言を翻してデジカメから撤退、銀塩カメラもCONTAXブランドの高級カメラを収束させる方針だと言う。これにより、『CONTAX』は消滅するものと思われる。(追記:ブランドを他社に売却するという報道もあるらしい。追記2:ブランドはカールツァイス社に戻るらしい。)
京セラ、デジカメ事業から撤退
銀塩カメラは「魔法の箱」だが、デジカメはただの「電化製品」だ。便利だが、味気無い。多数のライバルがひしめき合うデジカメ市場はともかく、
憧れのブランドCONTAXの銀塩カメラ撤退は寂しく、切ないものがある。銀塩カメラ自体がデジタルカメラに押されて市場が縮小しているのだから、仕方のないことではあろうが。
釣りのお供に使っているデジカメは100万画素クラスなので、釣り以外に使うものをもう一つ持ちたいとずっと思っていて店頭でいろいろ手に取ってはみるのだが、CONTAXも含め、欲しいと思えるものが全然無い。もっと必要に迫られれば、どれかは買うと思う。ドライヤーを買うとか、掃除機を買うとか、そういうものと同じ位の選び方で。そりゃぁ、機能的には驚異的によく出来てると思ってはいるけど、どれも同じ様な、何だかつまらない塊に見える。
どうであったならば気にいるかを時々考えてみるのだが、デジカメのデザインをつまらないものにしているのは、当然の様に付いているあの液晶ディスプレイなんじゃないかと思う。「何を馬鹿な、アレのおかげでデジカメが便利で人気なのだ」と笑われそうだが、特にCONTAXは、常識に縛られた消耗戦などせずに、アレ無しでなんとかする方法を考えるべきだったと思えてならないのだ。