Newton Never Dies
iPod
の大ヒットで、Apple社がギョーカイの人やマニア以外からも注目を集めるようになった。新製品の
iPod shuffle や Mac mini
もヒットすることだろう。それは喜ばしいことだが、「なんか、ちょっと違うんだよね」という気持ちもある。(マニアだから?)
iPod
が受け入れられたのは、Apple
の『センス』の良さを分かりやすく示すことが出来たからじゃないだろうか。他社と比べて、特筆すべき技術を使っているというわけではなく、技術の組み合わせ方や切り捨て方に妙がある。
iPod
とは対照的に(ソフトウェアの)技術的革命を目指した『Newton』は、ハードウェアの能力が追いつかず、市場に受け入れられなかったプロジェクトだ。開発、生産が打ち切られて久しいが、他社の製品に納得出来ない熱心なファンはMessagePad等を使い続けている。それでも、ハードウェアには寿命がある。壊れてしまえば使用出来なくなってしまう。そこに『救世主』が現れた。
Paul
Guyot氏の『アインシュタイン・プロジェクト』がNewtonのエミュレータを公開した。まだ開発途上だが、すでに操作が可能だ。自分でも動かしてみた。
今後、JITコンパイラ技術(ダイナミック・リコンパイル)を採用して高速化も図られるとのこと。完成が待ち遠しい。