竹割り

寒波が去って、今日は風もなく暖かな休日。師匠から送ってもらっていた青竹を割る。

一般的には、フライ・フィッシング用の竹竿にはトンキン・バンブーと呼ばれる竹を使うのだが、その竹は中国広東省で穫れるもので、多分、日本で入手したときには既に乾燥済みの『商品』なのだと思う。ハウツー本を読んでも乾燥の方法は書いてない。“丸”の竹を割って、直ぐに製作開始している。

身近な竹を穫って来て使う場合は、青竹の状態からどうするかという自由があり、工夫の余地があるわけで、日本の竹を使うことを選択したビルダーはそこから研究している。師匠から、割った方が乾燥が均一で早いというアドバイスをもらったので本日決行となった。更に細かく割る前に、ちゃんとした竹用鉈を入手するつもり。

この竹を使った竿が出来るのは一年後か、更に後か… 作っている時は結構しんどくて「出来たらもう暫くは作らんぞ」と思うのだが、完成から時間が経つと作る気になってくるのは『山登り』に似ているような。