ロックンローラーの死
今日は忌野清志郎の告別式があったそうだ。久し振りに、持っている唯一の彼のアルバム『TIMERS』を聴く。清志郎といえばRCサクセションだが、自分の中ではタイマーズ。
『TIMERS』は、原発批判の曲を含む『COVERS』が所属レコード会社の親会社で、原発関連の部署がある東芝の圧力で発売中止になったことで結成された覆面バンド「タイマーズ」のファーストアルバム。反原発ソング、発売を中止した偉い人批判ソング、山本コウタロー批判ソングも収録された過激なアルバムだが、先のゴタゴタが明るみに出てしまって止められなかったのだろう、東芝EMIから発売されている。(『COVERS』は後に、移籍したキティレコードから発売される。)
もう覚えてないけど、多分このアルバムを買ったのはそんな忌野清志郎のロック魂に共感したからじゃなくて、「デイ・ドリーム・ビリーバー」が聴きたかったからだったと思う。The
Monkees の曲のカバー。でも歌詞の内容は全然違う。
もう今は 彼女はどこにもいない
朝はやく 目覚ましがなっても
そういつも 彼女とくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり
ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
彼女は クイーン
忌野清志郎のロックが好きかと聞かれるとちょっと考えてしまうけど、そんな自分でも清志郎がいなくなるのは寂しい。日本にロックンローラーはあと何人いるだろうか。