Nikon COOLSCAN V ED (1)
一年間ぐらい、デジカメを買い替えたいと思っていた。今は釣りに持ってくために防水仕様のものを使っているのだけど、感度が低くて、夜の室内の撮影では上手く撮れない。フラッシュを焚いても色合いがおかしい。ホワイトバランスやら、露出補正機能を呼び出すのも幾つか手順を践まなくてはならず、面倒だ。釣り場の記録用にはこんなもんで構わないのだが、それ以外のシチュエーションでは不満が募るヤツである。
最近はデジタル一眼が大人気だが、自分があれを持ち歩いている様子が想像出来ない。『カメラ女子』ならいいけど、男で一眼レフを首から下げてその辺をウロウロしていても怪しくないのはキムタクだけだと思う。
という訳で、コンパクト・デジカメでをいくつか検討したが、どうも納得出来るものが無い。旅先で久しぶりにフィルムカメラも使ったらナカナカ良かったので、方向性を変えて、コンパクト・フィルム・カメラで写真を撮って現像し、フィルム・スキャナでコンピュータで読み込むことにした。
しかし、フィルムカメラが絶滅しそうな昨今、フィルム専用のスキャナの需要は少なくて、メーカは次々に撤退しており、もうニコンとエプソンしか残っていない。しかも、ずっとモデルチェンジしていない。フラットベッドタイプのスキャナでもフィルムの取り込みは出来る。そっちの方が安いし、高スペックの新型がどんどん出ているのだが、如何せん設置の場所を必要とする。カタログ上のスペックには現れてこないメリットも期待して、絶滅危惧種のフィルムスキャナの中から、Nikon
の
COOLSCAN
V ED を購入した。

(続く)