岩手のフィールド、40分の旅
『Kawagarasu
catalogue-1』が届いて一週間経った。カタログに特典DVDが付いている様な、DVDにカタログが付属している様な、ちょっと不思議な商品なのだが、これがなかなか。千葉さんには申し訳ないけど、私にとっては商品カタログよりDVDの方が興味深い。
フライ・フィッシングのビデオは何本か観たことはあるが、業界スーパースター達の釣りを観ても、自分の釣りの参考になる気がしないんだよね。もちろん凄いんだけど、映っているフィールドも素晴らし過ぎて自分が通っている所と全然違うし、テクニックも真似出来そうもないし。あ、それと、魚が出た時などの仰々しい効果音とか音楽はどうかと思うよ…。
このDVDは
、『業界プロ』じゃない人達がKawagarasu
ロッドを使って釣る様子が割と淡々と(釣り人達は実に楽しそうだが)収録されている。登場する釣り人の中には実際にお会いしたことのある方もいて親近感もあるし、観ているとまるで実際に釣友の後に付いてフィールドを歩いている感じ。釣れる度に拍手をしたくなる様な。
他のフライ・フィッシャーがどうやって釣りをしているのかあまり知らないので、とても面白く観た。皆、巧いな。収録したポイントの違いや使用しているロッドの影響もあるのだろうけど、釣りの雰囲気がそれぞれ違うもんだね。逆に全員に共通した部分もあって、そういうところは早速取り入れさせて頂こう。(でも、春までお預けなんだよな…。)そうか、フッキングの直後に結構ラインを取るんですね。自分がバラしが多い気がするのは、その辺が不味いのだろうか。
今度誰かに「フライを始めたいんだけど…」と相談されたら、このDVDを貸してあげることにしようと思う。どんなハウツー・ビデオやDVDよりもよく、フライ・フィッシングの「気持ち」を伝えることが出来るんじゃないかな。