『式年遷宮』方式
OSを『Mac OS X 10.4
Tiger』に載せ換える。
AppleのOSのメジャー・バージョンアップのときには「バグ取り」が不十分だったり、周辺機器メーカの対応が間に合わなかったりで、いきなり移行してしまうと問題が多発して大変なので、本当はドタバタが収まる時期まで待った方が懸命だ。しかし、新しいOSが出たら直ぐ使ってみたいのが(Appleおたくの)人情というものである。
Mac
miniを買った時点で次期OSの登場が近いことが分かっていたので、ハードディスクを二分割しておいた。空けておいたパーティションにCarbon
Copy
Clonerを使って今までの環境を起動可能な状態でコピーし、新OSをクリーン・インストール。新旧のOSどちらでも使えるようにした。大きな問題がなければすぐに新環境に切り替えようと思っていたのだが
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私の感想では、現状の“Mac OS X 10.4
Tiger”は実用(実務)に堪えない(追記:まぁ、なんとかなる気がしてきた)。移行はアップデータが出て、不具合が少なくなってからの方が良いだろう。自分のところで起きる不具合は:
● LAServerのCPU使用率が上がりっぱなし
これは他の人からも報告されている。で、CPUを占有して、冷却ファンがフル稼働する。(追記:これはほっとけば止まるものらしい。)
●インターネット接続が、選択モデムを覚えていない。
メニューバーのモデムメニューで、チェックが外れてしまう。(追記:取りあえず、AIR EDGEだけの『ネットワーク環境』を作って運用することにする。)
(動作環境: Mac mini 1.42GHz - 512MB)
何故、出荷前に気付かないのか…。小賢しく「サプライズ」を目指さずに、ベータ・テストをちゃんとやってほしい。もうプレ・インストールOSが10.4になったらしいが、こんな状態で大丈夫なんだろうか。
あと、個人的にはAH-J3003Sでのダイアルアップ接続が安定しないのが一番痛い。pppdを「殺し」ても接続解除の状態から抜け出せないことが多いので、再起動ばかりしている。日本無線は10.4への対応をうたっていないのでAppleの問題だとは言えないのだが、専用のドライバではなく一般的なUSBモデムとして接続するので、Apple側が何かしないと改善しないのではないかと思う。(追記:これは、10.4の問題ではないのかもしれない。“IO-DATA
USB-CFADP”
のモデムスクリプトを流用すると、多少安定する。)
ネガティブな感想を書かざるをえないのは、Appleファンとしては残念である。もちろん魅力的な点も多いので、問題が改善されれば早く移りたい。